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マックス爺のエッセイ風日記

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2016.04.17
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カテゴリ:写真
<船岡城址公園へ>


          石楠花1A.jpg

 熊本の地震の被害の大きさに驚いています。あまり問題視されなかった地域だっただけに、地元の方々は今回の震災にショックを受けているのではないでしょうか。亡くなられた方々のご冥福を祈り、被害に遭われた方々の一日も早い復興をお祈りします。熊本は会議のために訪れ、その際に天下の名城である熊本城も見学しました。あの美しい城が、今は惨憺たる有様に変わりました。復旧には数十年を要すると言われているようです。

 また東海大学の学生が亡くなった阿蘇の大カルデラでは、12年前に「阿蘇カルデラスーパーマラソン」の50kmの部に出場し、カルデラ内と外輪山を走破しました。煙を上げる中岳の雄姿、涅槃の仏に似た阿蘇の山容、象が鼻の急激な下り坂などが思い出されます。今回の災害が一日も早く収束することを、心から願っています。


  自分1.jpg

 さて、今日は「一目千本桜」から移動して、「船岡城址公園」へと向かいます。ちょうどここに「しばた千桜橋」が架けられました。4月7日が開通式でしたが、幸いなことにその2日前つまり私が訪れた4月5日から通してくれたのです。これで白石川の堤防から直接公園に向かうことが可能になりました。写真はこの橋の上の自分です。背後にはずっと見て来た「一目千本桜」の一部が見えています。ここからモミの木がある岡まで登って行きます。



          2-1モミ.jpg

 大きな2本のモミの木が、麓や傍を走っている東北本線の車内から見ることが出来ます。これは山本周五郎の小説『樅ノ木は残った』のモデルになった木です。ここ船岡城址は仙台藩奉行主席であった原田甲斐の居城でした。仙台藩第三代藩主の綱宗は政務を執らず、放蕩三昧だったため叔父である一関藩主伊達宗勝らが幕府に訴え、21歳の若さで強制隠居となりました。

 後を継いだのがまだ2歳の嫡子亀千代(後の第四代藩主綱村)でした。幼少の亀千代を補佐しようとしたのが宗勝ら。専横を極めたその事態を憂いて藩内が2つに割れてしまいます。双方とも幕府に訴え、裁きがある当日に訴えの主である伊達宗重を惨殺したのが原田甲斐でした。彼らも大老酒井家の家臣によって直ちに切り殺されました。

 いわゆる伊達家のお家騒動で、この話は『伽羅先代萩』(めいぼくせんだいはぎ)として歌舞伎でも上演されることになります。また『樅ノ木は残った』がテレビドラマ化されて、平幹二郎が原田甲斐役を演じたことが思い出されます。私はこの「モミの木デッキ」で、遅い昼食を摂りました。渡る風が心地良く、雪をいただいた蔵王連峰と眼下の「一目千本桜」が実に見事でした。


  2-2原田甲斐.jpg

 ここからかなり登った山の頂上付近に、原田甲斐の供養塔が地元の方によって建てられています。場所は離れていますが、モミの木の傍に写真を載せておきますね。


       2-3説明板.jpg  

 そしてこれは、供養塔の傍にあった説明板です。参考のために撮影しました。


  3-2.jpg

 モミの木デッキからさらに登って「船岡城址公園」へと向かいます。ここも桜の名所の一つです。



 3-3.jpg 3-4.jpg

 公園内の飾り付けです。ちょうど「桜まつり」が開催中でした。



  3-1.jpg

 この門があるのが三ノ丸広場です。結構広い場所で、船岡城の旧三の丸に当たります。門は観光用のものです。


  3-5館説明.jpg

 船岡城に関する説明板を参考までに載せました。


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          この広場の一角に、見事な枝垂れ桜が咲いていました。


  3-7.jpg

 これも同じ桜を別の角度から撮ったものです。


          3-8.jpg

      上の写真とは別の枝垂れ桜で、これも三ノ丸広場で撮りました。


  3-9.jpg

 三ノ丸広場から山の頂上付近に登るための「スロープカー」です。私は元気良く歩いて登りました。歩く人足跡



  3-10.jpg

 青空を背にした桜の一枝です。



          3-12.jpg

      濃いピンクの桜が咲いていましたが、どうやらソメイヨシノではないようですね。


  3-11.jpg

 同じ桜を横向きにして撮りました。


  3-13.jpg

 まだ若木でしたが、花の色がとても美しい桜でした。さくらぽっ明日の最終回では、とても素晴らしい景色を紹介する予定です。どうぞお楽しみに~!!ダブルハートバイバイ<続く>





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Last updated  2016.04.17 06:25:59
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