カテゴリ:写真
<雪山と桜と平和観音>
最終回の今日は、蔵王連峰を背景にした白石川の一目千本桜と船岡平和観音をお届けします。いずれもベストショットを狙って移動しながら撮ったものですが、雰囲気が良く似たものが多いので退屈に感じるかも知れません。 また中には「絵ハガキのようだ」とか、「まるで観光ポスターみたいで嫌い」と言う方が居られるかも知れませんが、わが郷土宮城県の桜の名所を読者に伝えたい言う願いからのものであることを知っていただきたいと思います。では、初めは白石川の堤防からです。訪れた4月5日はまだ五分咲き状態で、桜の色が冴えません。これが満開であれば、きっとさらに豪華に見えたかもね。 青空を背に、雪を戴いた蔵王連峰の雄姿です。以下同様。 背景は雁戸山の偉容です。 「一目千本桜」の名所、韮神堰からの眺望です。以下同様。 「しばた千桜橋」の上からの眺望です。以下同様。 船岡城址公園頂上からの眺望です。以下同様。 白石川の堤防から微かに見えた「船岡平和観音」です。ここを目指して登って行きます。 逆光の観音像が見えて来ました。 この観音像は、地元の篤志家が世界の平和を願って建立したものだそうです。 船岡城址公園の頂上にあるこの観音像は、とても良く目立ちます。 今年は観音像を塗り替えたばかりのようで、純白に光り輝いていました。 青空を背にした観音像はとても美しく見えました。 最後はハクモクレンの花の中から、観音様のお顔を写してみました。 山から下りてJR船岡駅へと歩きます。駅の構内には、歌人石川啄木の歌碑がありました。それを撮ろうとしたのですが、歌碑の表面が滑らかでカメラマン自身の姿がどうしても写り込んでしまうのです。歌碑の歌は以下の通りです。 汽車の窓はるかに北に故郷の山見え来れば襟を正すも 啄木は岩手県の旧渋民村(現盛岡市)の生まれで、故郷の山と言えば岩手山か姫神山でしょう。ここ宮城県南部からは見えるはずもなく、なぜ歌碑がここに建てられたのかは分かりませんが、東京から岩手に帰る車中で望郷の想いが募った啄木の気持ちがとても良く感じられますね。 これでこのシリーズは終了します。最後までご覧いただき、心から感謝しています。<完> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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