テーマ:★人生論★(325)
カテゴリ:人生論
<人生相談から>
ある日、新聞の人生相談欄を読んで驚いた。まるで自分のことが書かれているみたい。そこでその文章を引用させていただいた。一緒に黙読していただけたら嬉しい。 <70代の主婦。スポーツが好きで結婚後もハードに取り組みましたが、足腰が悪くなりやめざるを得なくなりました。日々もんもんと暮らしています。仲間と同じ目標を持って励まし合い、頑張る生活は充実していて楽しいものでした。でも無理をしたせいか年とともに体が動かなくなり、チームを去ることになりました。今は歩くのがやっとです。> <夫と2人暮らしで互いに迷惑をかけなければ好きなことをしていいことになっていました。2人でゆっくり話したり出かけたりすることもありませんでした。健康な時は都合が良かったのですが、夫が今でも元気に出歩くのに、私は行くところもなく家に閉じこもりがちです。手を使う趣味を探し、いくつかやってみましたが気持ちが入りませんでした。> <視力も悪くなり、細かいこともできません。目的もなく過ごすのは耐えられません。間違った人生だったとは思いませんが、先のことを考えずに突進してきたことが悔やまれます。東京A子>。 何だか身につまされる話だった。35歳から走り始めて、これまでに地球を2周と8千kmほど走った。50歳過ぎからはウルトラマラソンに惹かれ、ずいぶん無茶なこともやって来た私。47都道府県の全てを走った。2晩寝ないで200km超級のレースを3度完走したこともある。還暦を過ぎてのことだ。 職を辞した後も、レースの参加費を稼ぐため肉体労働に従事して頑張った。その無理が祟ったのか、両足のアーチが変形した。それでも高額な医療用インソールをわざわざ装着して走り続けた。海抜0mから標高3千mの頂上に走って登るレースでは、途中の山道で何度か倒れた。不整脈が出だした頃だ。それでもレースに出ようとしていた自分。不整脈の手術を3度受け、ついに走れない体になった。 回答者は言う。「体は動かせなくても、チームのためにボランティア活動は出来ないか。そして夫とは共通の時間を作ったり、たまには外食したりするのはどうか」と。 私は妻とも色んな所へ出かけた。だがいつしか心が通じなくなり、彼女は調停離婚を選んで私の許を去った。今走れなくなった私は、ゆっくりと歩いている。そしてボランティアとしてランナーを支える活動を、今回初めて体験することになった。こんな自分でも何かまだ人の役に立つことがあるかも知れない。 仙台は昨日も早朝に雨が降り、これで36日間連続降雨の新記録を作った由。ちっとも嬉しくない新記録だ。雨が上がるのを待って買い物に行った。1週間ぶりの買い物だ。米10kgなど嵩張るものもあったため、電動自転車で3回出かけた。ゴーヤも買ったので1年ぶりにゴーヤチャンプルーが食べられそうだ。カツオの刺身は高かった。入荷量が少ないのだろうか。厳しい暮らしが続く。 今日は掃き掃除は止めてフローリングにワックスをかけた。晴れてから敷き布団と掛け布団と枕を干した。またまたキュウリを収穫し、キャベツ、シソ、ミョウガ、ショウガと一緒に漬け物を作った。何と言うささやかな暮らし。でもこうして生きているのは有難いことだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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