カテゴリ:ウルトラマラソン
<あるレースを支えて1>
鏡を見たら酷い顔だ。まるでしわくちゃのET。それもそのはず。レースの前夜は30分しか眠れなかった。日中の重労働に加えて夜はいびきの音に悩まされフラフラの状態で大会当日に臨んだ。自分が与えられた仕事をこなし、100kmの難コースに挑むランナーの声援に喉を嗄らし、早朝から夜中まで体力と精神力の限りを尽くした。 帰宅後は片づけ方もせず、久しぶりに風呂を沸かして体を洗った。ゴール地点で余った小さなパンを3個ほど食べたが、夕食を作る気が起きずリンゴとオレンジを食べて寝た。7時間ほど眠れたろうか。今日は町内会の草刈りの日だが、果たして参加出来る健康状態かどうか。班の回覧板を回し、郵便受けから新聞を取る。そう言えば昨日の新聞も読まないまま。 もちろん大会関係の写真も全く整理などしていないし、考えも纏まってはいない。それでもブロガーの本能として、何かを書こうとしている。留守中にいただいたコメントは拝見したが、返事は書けていない。そのうちゆっくり返事を書きたい気持ちはある。相応しい写真もない状態でこんな話を書くことが、果たしてどんな意味があるのか分からないが、これがきっと私の仕事なのだろうと思う。 一番心配だった台風15号の影響はさほどなかったと思うが、ランナー達にとっては厳しいコース設定だったのではないか。ランナーもレベルは様々だし、このレースにどんな気持ちで臨んだのか、様々だったと思う。記録を狙った人、完走を目指した人、物珍しさに惹かれた人、仲間に誘われて何となく参加した人。しかし、コースは予想外の厳しさでランナー達を待ち受けていた。 第1回大会だけに、色んな不手際もあったと思う。主催者の思惑がどこにあり、サポーターは何をどうすべきかはっきりと分からなかった面も多い。しかし150名ほどの参加者に対して、第1回の手作りのウルトラマラソンとしては、考えられる限りの対応は出来たのではないかと思う。それでも多くの不備があり、参加したランナーの不満もあっただろう。きっと鮮烈な記憶としてそれぞれの胸に刻まれるだろうと思う。 台風は去り、青空が戻り、1つのレースは終わった。私は草臥れた顔をしてまた通常の暮しに戻った。一日も早く体力を取り戻し、写真を整理し、私の見たものと感じたことを、この拙いブログに書くことが出来たら嬉しい。先ずは布団を干そう。そして朝食の準備をしよう。多くのランナー達よ、お疲れ様。企画した方々とスタッフの方々、お疲れ様。そして私自身も。<続く> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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