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マックス爺のエッセイ風日記

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2018.10.01
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~列島で生きるために~

  

 台風24号が日本列島を縦断している。関空は滑走路を2本とも閉鎖し、JR各社は新幹線や在来線をを止めた。沖縄では期日前投票がこれまでの倍もあったし、一部の離島では投票日を早めた。それにしても今年は災害の多い年だった。地震に大雨、そして台風と酷暑。暑さ寒さに弱くなった年寄りには、何とも厳しい現実だ。私は物干竿を外し、1階のシャッターを全部下ろして就寝した。

          

 貴乃花親方が引退すると言う。貴ノ岩傷害事件から始まり、3か月で5階級も降格された彼にとっては、天国から地獄への日々だったろう。「相撲協会」と言う「ムラ」を守るため「生贄」になった犠牲者。私は彼をそう見ている。現役当時から「ガチンコ」だった彼は、決して妥協しない。ところが現実の相撲界は、昔から「裏取引」が横行する世界。大鵬や北の湖理事長に可愛がられたのも、ガチンコだったからだ。

  

 相撲界は「私怨」が渦巻く世界でもある。妬みや嫉みが横行し、金で票を買い、白星を買う「慣行」が幅を利かせて来た。親方の父、初代貴ノ花も潔癖で孤高な人だった。土俵で戦うため、他の部屋の力士とは交わらず、まして「モンゴル協定」などは論外。その孤独な性格も誤解を生んだのだろうが、未だに「一門制度」で縛る古い感覚には驚く。こんな不明朗な協会はさっさと解体すべきと、私は憤っている。

          

 国連総会でのトランプさんの演説が世界の首脳の失笑を買った。例の「アメリカファースト」を諫めたのだろう。色んな考えはあろうが、中国から非難される理由はない。あれだけ国内の少数民族を抑圧し、南シナ海に要塞を築き、「一帯一路」の経済援助で弱小国家を篭絡し、アフリカなどを援助して安保理の常任理事国の座に就いた国。あの文化大革命で、一体どれだけ自国民を虐殺したのか。

  

 トランプさんは目下中国を相手に、猛烈な「貿易戦争」を戦っている。対中国の貿易赤字が巨額なのも原因だが、同時に中国の不正を追及しているのだ。中国へ進出した企業が否応なしに最新技術の供与を迫られる。さらに最近では、サイバー攻撃によって企業の生命線である特許情報や技術機密を盗んでいる由。中国が世界2位の経済大国になれたのは、そのためと言っても過言ではない。

               

 トランプさんは北との2回目の会談を決めたようだ。南北首脳会談で北は窮状を南に訴え、南はそれをトランプさんに伝えた。だが北に対する経済制裁は、核の放棄まで継続するとトランプさんは言う。そのせいでミサイルの発射もなくなった。「口だけノーベル平和賞」のオバマさんと比べて、立派だと思う人はいないのだろうか。そのアメリカと日本は、目下貿易と関税について交渉を続けている。

  

 私は普天間基地の存続は危険だと思っている。市街地があまりにも基地に接近したことと、施設の老朽化が理由だ。移転先の辺野古は既存の基地の拡張なのだが、前知事は「新基地」と呼んだ。県が出した認可を同じ県が取り消す不可解さ。こんな状態では国と国、国と県の信頼関係も損なわれる。地元2紙の偏った報道が県民感情を煽る異常な風土だが、弔い合戦が実って残念。県と国との闘争はさらに激化しそうだ。

               

 沖縄は島だが、沖縄で「シマ」と言うのは「集落」のこと。その「シマ」の利害が最優先するのが沖縄の現実だ。与那国島に自衛隊基地を作る際、島の住民は1戸当たり1500万円を国に求めた。そんな暴論が通る訳がないのだが、沖縄の常識は日本の非常識。基地を拒む一方で、巨額な予算配分だけは要求する沖縄。その様子を眺め、さらなる「沖縄乗っ取り策」を図る中国。今回の結果にもほくそ笑んでいるはずだ。

  

 朝ドラ『半分、青い。』が終わった。同じ日に同じ病院で生まれた鈴愛と律。紆余曲折はあったけど、その40数年後にようやく結ばれた2人。「僕で良いの?」と肩を抱きながら尋ねる律に、「律じゃないとダメなの」と答える鈴愛。18歳の女優が演じた1人の女性の半生は、決して軽い物ではなかったはず。ムラの束縛にもシマの掟にも負けなかった2人の前途に幸多かれと祈り、素敵な結末に拍手を送りたい。どきどきハートぽっ





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Last updated  2018.10.01 06:42:12
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