テーマ:短歌(1696)
カテゴリ:短歌
~拙い歌に寄せて~
10月はあまり体調が良くなかった。本来なら秋晴れのすっきりした気分でいたいのだが、約2年ぶりで不整脈が起きたり、それが治まった途端耳鳴りに悩まされた。加えていつもながらの軽いめまいも。楽しみにしていたハイキングだが、結局はキャンセルした。弟が今日来宅するので、何とか体調を整えねばと願った。だが、良く眠れない夜。最近はそんな日が続いていた。 この二月一首の歌も詠まざりき そを悲しまぬ人となりたり *ふたつき 病院の待合室の長椅子に 目まひする身を沈めてをりぬ 改めて二種の薬を処方さる 不安と安堵の霜月近し 処方箋眺めてわれに薬剤師 根掘り葉掘りと症状を聴く つひにわが服用薬は八種へと 増へて今年も残り二か月 耳鳴りも目まひも常となりにけり 七十半ばの齢となれば *よわい 年金を分割したる身なれども 悔ひたることは一度もなし *ひとたび 山の上の病院への行き帰りは電動自転車。帰宅後は自転車で買い物に行き、さらに郵便局へ行った。ふらつきがある身での自転車は怖い。私は緑内障なのでなおさらだ。危険であることは十分承知しているが、独り暮らしである限り冒険せざるを得ない。昼食後、新しい薬を飲んだ。めまいと耳鳴りの薬とドクターは言っていたが、薬剤師によれば、脳の血流を良くする薬なのだとか。 ざわめきも薄れこころは穏やかに 深まる秋を送らむとして この薬が効いたのか、頑固な耳鳴りが薄れ、体がかなり楽になった。目まいも軽快した感じで嬉しい。これで夜熟睡できればねえ。極力薬の世話になりたくないが、必要な助けは借りざるを得ない。やはり医学の進歩は有難い。なるべく健やかな老後でありたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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