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マックス爺のエッセイ風日記

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2018.10.31
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カテゴリ:写真
~伊豆諸島と黒潮~

                   

 このシリーズも今日が最終回になりました。飛び飛びだったため印象が薄いでしょうが、伊豆諸島の近くを流れる世界最大の潮流である黒潮と海の生態を中心の番組でした。最終回の今日は三宅島と八丈島の間にある御蔵島(みくらじま)の紹介です。

  

 御蔵島の海岸は切り立った崖になっています。島の厳しい環境が、これを観ても分かりますね。

  

  海岸から一気に山頂へと向かいます。大きな窪地は火山の火口だったのでしょうか。

  
  
   高い海水温と切り立った島の地形から、霧が発生しやすいのでしょう。

  

   こんな風に、島はほとんど深い霧に閉ざされています。

  

   霧は木々の葉を濡らし、落ちた滴が集まって小さな谷川を作ります。

  

   谷川は急斜面を下って行くうちに、小さな滝になります。

  

   静かな森の中に聞こえるのは滝の音だけ。こんな所には人も動物も近づけませんね。

  

   温暖な気候と猛烈な湿気が、森の中に巨大なヘゴシダの群落を誕生させました。

  

   一方海岸では、打ち寄せる荒波が硬い岩を丸い玉石に変えて行きます。

  

   海中では様々な魚が岩礁に集まって来ます。

  

 豊かな獲物を狙うのは、人間だけではありません。たくさんのイルカたちが集まって来ました。

  

   敏捷なイルカの群れは、集団で獲物を追い込みます。彼らも狩りをするのでしょう。

  

   彼らには仲間と交信する方法があります。鳴き声が合図になってるのでしょう。

  

    イルカたちは獲物を捕らえることが出来たのでしょうか。

  

  イルカは賢い動物ですが、時として漁師の敵となることがあります。日本ではイルカの追い込み漁をやって来た歴史があります。和歌山県の太地などは、残虐だと言う理由で世界から非難を浴びています。

  真脇遺跡  

   

 さて、私は能登半島の間脇遺跡(石川県)を訪ねたことがあります。ここは縄文時代以来、つい戦前まで、イルカの追い込み漁を4千年以上も続けて来た土地でした。驚くことに、ここでは栗の木材を建て、イルカの「送り」をしていたのです。アイヌのそれと良く似ています。人間に肉や脂を提供してくれたイルカの魂が天国に行き、再び訪れるよう祈りを捧げていました。ただ殺していただけではないのです。

       そうふ岩(東京都)

 伊豆諸島と黒潮の番組を観た何日か後で、今度は伊豆諸島の最南端にある「そうふ岩」の学術調査の番組を観ました。「そうふ」とはやもめのことで、周囲から独立した岩です。これは元火山の堅い部分だけが、浸食から免れた世界でも珍しいもの。高さは100mあり、海底へと続いています。ここを地質など6つの専門班が調査し、登山班が頂上まで登りました。

 黒潮の海中  

 驚くことに、頂上の岩には羽根のないコオロギの仲間が集団で生息していたのです。珍しい鳥の巣も断崖にありました。最近はドローンや、水中機材による特殊な撮影が可能になりましたね。それらの開発や放送局の企画で、私達も茶の間にいながら珍しい画像を目にすることが出来るようになりました。最後にNHKに謝意を表し、このシリーズを閉じさせていただきます。どうもありがとうございました<完>





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Last updated  2018.10.31 00:00:21
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