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マックス爺のエッセイ風日記

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2018.12.10
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カテゴリ:旅、温泉
<蒲郡到着>

  

 豊橋で新幹線を降り、快速で蒲郡へ向かった。愛知県は馴染みがなく、名古屋へ2度、豊橋へ1度行っただけ。走ったのは豊田市の競技場周辺での駅伝のみ。蒲郡は青の丸印。東の渥美半島と西の知多半島に抱かれた三河湾のやや東寄りにある。旧国名は「三河国」で家康の出身地。山岡荘八の大著『徳川家康』は面白かったが、宮城谷昌光の『風は山河より』は途中で読むのを止めた。

              

 蒲郡で降りると駅前広場に巨大なヨットが置かれていた。建造費は数億円もする最新艇で、有名なヨットレースの「アメリカズカップ」に出た本物のようだ。どうやらこの三河湾を練習の拠点にしていたみたい。駅から真っ直ぐ湾に向かって歩いた。「生命の海科学館」や「竹島水族館」があるのは、幹事のHさんが送ってくれた宿のパンフで分かったが、ただ海だけを見に行った。

    

 岸壁から三河湾のごく一部が見えた。写真は右側が蒲郡港で、左側が竹島。何の変哲もない風景だ。ここは工業港なのか、他県ナンバーの大型トラックが何台も駐車していた。引き返す途中に、駅から歩いて来たNさんと遭遇。彼は竹島へ行くと言う。私はそのまま宿へ直行した。これから飲み会とと麻雀大会があり、翌日から3日間旅が続く。ここは体力温存。そして足に痛みが出ないためにも自重だ。

        

 三々五々、仲間が集まって来た。幹事のHさんは岡山から。茨城のTさんは故郷の高知からの帰り。Kさんは東京から。最長老のSさんは、東京から名古屋までバスで来て逆行した由。竹島を見学した富山のTさん、茨城のNさんとFさんも戻って来た。千葉のKさんは第2東名を使って車で来るとかで、1人だけ遅れた。三重のF氏は体調不良で、埼玉のK君はお母様の介護のため欠席とのこと。

  

 それにしても1年ぶりの再会は嬉しいものだ。何とか体調を整え、この日に備えて来た甲斐があったと言うもの。だが、何の予告もなく突然腕時計が外れた。どうやらベルトの付け根から切れたみたい。今日は良いとして、このままでは明日からの旅に支障を来す。その心配を他所に、早速幹事の部屋で飲み会が始まった。酒は岡山の銘酒。私はつまみに買った「笹かまぼこ」を提供した。

        

 夕暮れが近づいたころ、ようやくKさんの車が着いた。朝の8時に千葉の家を出たとか。ゆっくり来たとは言うが、82歳の彼が10時間近くも運転して来たことに驚く。さらに驚いたのは彼の装備。ここ蒲郡の宿が海岸近くだと知って、脱出用のロープなど「避難の準備」をして来たのだ。東海トラフ地震が起きた際の津波に対する備えらしいが、あまりの用心深さに驚く前に呆れてしまった。

 

 5時半、大広間で懇親会開始。ご馳走が並んだお膳が目の前にあった。早速ビールで乾杯し、1人ずつ近況の報告。私が筑波を離れてから既に35年近く。その間に麻雀大会は20回以上開かれ、私も10回近く幹事をやった。北は宮城から南は岡山までを会場とした悪友達の集まり。よくぞこうして会が続いたもの。当時はそれぞれ良きライバルではあったが、利害関係がなかったせいだと思う。<続く>





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Last updated  2018.12.10 09:15:44
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