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マックス爺のエッセイ風日記

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2018.12.14
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カテゴリ:旅、温泉
<香取神宮から鹿島神宮へ>

  

 香取駅へ向かう途中、ここへ立ち寄った。電車にはまだ間がある。興味のある場所はなるべく見ておくのが私の主義。古墳群の案内の横には、稲荷神社への参道と鳥居。私は迷わず細い山道を登って古墳を見に行った。この山もすべてが香取神宮の所領地のようだ。古代の豪族が眠る古墳と、その跡地に立つ稲荷神社。そしてこの地の大部分を所有していた香取神宮との関係を垣間見る思いだった。

      

 途中で道に迷った。どうやら神社への参道を行った方が分かりやすかったようだ。前方後円墳は6世紀後半の築造で、ごく小規模のもの。古代の豪族はこの丘から、「香取の海」を行き交う舟を眺めたことだろう。付近には小型の円墳が数基あり、ボランティアの老人が落ち葉焚きをしていた。未だに活動を続けているのは彼だけとか。私と同じ年齢の方に礼を言い、参道経由で駅へ向かった。

  

 これが私が3時間も待っていた「鹿島神宮線」の電車。佐原駅がスタート地点だが、ここ香取駅から分岐する。無人駅のためか専用機器を操作して乗車証明を発行してもらう仕組みのようだ。佐倉から先は、すべてが初めての風景だ。

       

 駅を幾つか通過した後、大河を渡った。「坂東太郎」こと日本一の流域面積を誇る利根川だった。これがかつては江戸(東京)湾に流れ込んで、大きな災害をもたらした。江戸時代の工事で、南下していた川を東行させ、銚子から太平洋に注ぐように改修。それでも低湿地が多くて、大変な苦労をして来たはず。間もなく「北浦」を渡った。これも利根川同様に、大きな水の塊だった。

   

 鹿島神宮駅で帰りの時間をメモ。場合によっては「鹿島臨海鉄道」経由で水戸へ出、そこから上野まで特急に乗るのも良し。タクシーが客待ちしていたが、歩いて8分みたいなので当然歩き出す。
 
 途中の公園に塚原卜伝の立像と看板。鹿島は戦国時代の剣豪である卜伝の誕生地。「鹿島古流」を学び、武者修行のため全国へと旅立ち、晩年「鹿島新当流」を編み出す。宮本武蔵は卜伝死後の誕生で、実際に2人が戦ったことはない。卜伝が鍋の蓋で武蔵の剣を受けたとの逸話は、「作り話」である。

       
         <「卜伝の鹿島立ち」セット(左)とポスター>
 
  
           <門前の巨大な鹿のモニュメント>

 鹿は鹿島の神の使いで、神鹿(しんろく)でもあった。春日大社の由縁に縁れば、奈良公園の鹿はここから移ったとされる。サンタのトナカイ同様、空を飛んだのかどうかはシカと分からない。ウィンク

  

 ここは二の鳥居。広大な境内の入り口だ。鳥居の傍に「鹿島アントラーズ優勝祈願」の横断幕があった。鹿島はAFCで見事初優勝を果たしたが、先日の「天皇杯」では準決勝で敗れている。因みに初の決勝戦だったわがベガルタ仙台は、浦和レッズに敗れて準優勝に終わった。嗚呼。<続く>





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Last updated  2018.12.14 07:23:42
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