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マックス爺のエッセイ風日記

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2019.01.07
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カテゴリ:生活雑記
<大晦日>

          

 12月31日の大晦日。東京から次男が帰省する日だ。明日は新年なので掃除をしよう。そこで居間を片付けて掃除機をかけ、家中のフローリング部分はすべてモップで拭いた。息子には親父のだらしない暮らしをあまり見せたくない。最後に玄関先にお正月の飾りを取り付けようとしてビックリ。なんと「橙」(だいだい)が真っ青に大変身。5日ほど置いているうちに、すっかりカビが生えていたのだ。びっくり!

  

 慌ててそれを持参し、買ったスーパーへ行った。カウンターで事情を話すと了解し、別のものと交換してくれた。とっくにレシートは捨てていたが、買った日の事情を話すと分ってくれた。その日だけ「松飾り類」が15%引きだったのだ。家の路地に入ると、宅急便の配達人が荷物を持ち帰って来るところ。ああこれは我が家だなと察知。この日は御節の配達日で、扉に30分したら戻ると張り紙をしていたのだ。

              

 午後3時過ぎ、玄関から物音が聞こえた。次男の帰省だ。夕方に着くと言っていたのに、案外早かった。「仙台は思ったよりも温かい」と開口一番。その日は晴れて気温も上がったのだ。頃合いを見て長男への年賀状が戻って来たことを話す。彼は2階の自室へ姿を消した。前妻のところへ電話したようだ。私の目の前では悪いと考えたのだろう。そして長男の居所が判明した。

  

 次男によれば、勤務先の異動に伴い住居が変わった由。長男と不仲だった前妻がその事実を何で知ったかは不明だが、彼女が友人たちとニュージーランドへ旅したことも次男は教えてくれた。「元」を含む家族の消息を息子から教えてもらう立場を、悲しむべきなのか。電話にも出ず、転居先も教えない長男と、今後どう向き合えば良いのか。ともあれ前妻が元気だと分かり、気がかりの一つは消えた。

             

 その夜、次男と飲んだ。私が買った日本酒と、彼のお土産の球磨焼酎。帰宅後、それとなく私の心中を話していた。あと何年生きられ、彼とこうして話すことが出来るのか。現在の体調、家の管理、家族が置いたままの荷物の仕分けと処分、そして動産と不動産の始末、「墓仕舞」のこと等々。今のままだと年々体力、判断力が落ちて行くのは明白。果たしてどのタイミングで、どんな決着を付けたら最善なのか。自分にとって、そして3人の子供たちにとって。

  

 仙台の年越し魚はナメタガレイ。なかなかの味付けと彼。刺身や届いたばかりの御節の一部も食べた。年神さまを迎えるめでたい日。食べても罰は当たらないはず。飲みながら息子と見たK1。さて、今年歩いた距離は換算も含み、合計765km。現役だった頃に走った距離の4分の1ほど。翌年はさらに距離が減るはずだ。入浴後に除夜の鐘を聞いてようやく就寝。平成最後の年に入っていた。<続く>





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Last updated  2019.01.07 00:00:26
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