カテゴリ:旅、温泉
~上山から天童へ~
上山市の「コンニャク番所」ではとても美味しいこんにゃくの精進料理をいただき、心から満足出来た私たちでした。あんなにたくさん食べたのに、カロリーが低いためとてもヘルシーなんですよね。いろんな素材と組み合わせての料理はさすがでしたね。それに心からのおもてなしにも。それでは最後に、室内にあった置物などを幾つか紹介しますね。 平身低頭の福助人形。深々とお辞儀をしていますねえ。 今年の干支(えと)に合わせて、イノシシの置物も。 竹に雀の飾り物でした。 こちらはおめでたい恵比寿様と大黒様でしょうか。 部屋の片隅には5体ほどの招き猫と大きな甕(かめ)。またたくさんの生花が生けられていました。 次にバスが向かったのは天童市の最上川温泉「ゆぴあ」。きっと公共の共同浴場なのでしょう。なお山形県の各市町村には必ず1か所以上の温泉があるのです。ここ天童市も温泉の街として有名です。私たちはここで温かい温泉に浸かって、旅の疲れを癒したのでした。 ここには露天風呂もあるのですが、何せ冬の吹きっ晒しですからねえ。ブルブル。 最後に立ち寄ったのが「天童将棋タワー」。天童市は将棋の駒生産の日本一の街。春は天童公園で「人間将棋」のイベントも行われていますよ。 将棋の駒を彫る職人さん。まさに名人芸そのものです。 縁起物の「左馬」です。馬を逆にすると「まう」つまり「舞う」に通じるからとか。 もちろんオーソドックスな駒もありますよ。名物の「花笠」もありますねえ。 いかめしい表情の鴉天狗の面も壁に飾ってありました。 定番のこけし人形。東北はどこへ行ってもこけしです。 勢ぞろいしたミニ提灯。お祭りには持って来いですね。 最後は紅花のポスターです。山形名産の紅花は最上川舟運で酒田港まで運ばれ、そこから西回り船(北前船)で大坂まで運ばれました。大部分は京都で化粧品の頬紅となり、また腰巻を染める染料となりました。紅花には抗酸化作用や殺菌作用があり、当時の女性の下着には欠かせない存在でした。宮城県産の紅花も峠を越えて山形へ運ばれ、一緒に京の都へ届けられたそうですよ。 それにしても最初の蔵王高原は、蔵王エコーライン経由で自宅から走ったゴール地点(74km)、こんにゃく精進料理を食べた上山市は白石市から金山峠越えで走ったゴール地点(63km)、そして天童市は、関山トンネル越えで自宅から走ったゴール地点(62.4km)でした。まだ元気な時でしたが、こんな思い出があるのは、元ランナーとして最高の喜びでした。<完> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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