カテゴリ:ランニング全般
~幽霊会員の辞~
ある温泉施設で開かれた所属走友会の総会を兼ねた新年会に、過日出席したのである。まあ敷居は高い。もう7,8年ほどまともな活動をしていない私。不整脈の勃発と3度の手術。左足足底のアーチ陥没、自転車事故による頭部負傷と手術、そして熟年離婚。その間、「東日本大震災」の悲劇もあった。小説のネタになるには十分な理由もあったのだが、あえて顔を出した次第。 出席者は23名。風邪による欠席者が1名。総会はとんとん拍子に進んだ。今年度の活動報告、決算報告と監査報告。そして新年度の活動方針案の審議。会費は安くなり、会員の高齢化に伴い、役員を含む会員の負担を極力減らすことで満場一致。若年層への取り組みが弱い一面はあるものの、私には気心が通じる和気あいあいの雰囲気が、とても有難い。新年会開催までの間に、天然温泉を楽しむ。 低料金のため、さしたる料理は出ないのだが、私には質量ともに十分だ。それに別途用意したたくさんの食べ物や飲み物も並んだ。O川会長の挨拶。K山長老の乾杯の音頭に引き続き、一気に懇親会へと雪崩れ込む。体に負担をかけぬよう、極力アルコールは控えよう。その誓いも最初のうちでもろくも崩れ去り、ビール、日本酒、ワインと、注がれるままに飲み干した私であった。う~む。調子は良さそう。 「共同作業」 「母と暮らせば」 「巨匠そろい踏み」 「和やかなグループホーム」 K山長老 M仙人 O川会長 ここから今年の参加予定レースや抱負が、意気揚々と述べられたのであった。(敬称略) S原 S木 M井 K野 A原 Y田 M谷 H郷 S木 K野 Y広 DK T脇 私はカメラマンなので自分のは撮らなかった。それに参加レースの予定もなかった。ただここ数年間の健康状態と家庭の事情を簡単に話し、目下社会と関わるのは月に1度の「俳句教室」と、この走友会へまだ籍を置いていることだけと告げ、後1、2年籍を置かせて欲しいとお願いした。私の抱負は今年も元気で生き抜き、来年のオリンピックを見ることとも。仲間は走れないランナーにも大きな拍手をしてくれた。写真は宴席。一番左でピースサインをしてるのが筆者。既に相当の酩酊ぶりだ。 恒例の記念撮影。筆者は最前列の右端で正座している。 先日の「宮城UMC」創立20周年記念式典でもそうだが、今回の新年会でも出席を迷った。もう一歩も走れない元ランナーが、まだまだ現役で頑張っている仲間の会に、果たして出席する意義があるのだろうかと。今回の挨拶でもそのことを正直に話した積り。それでも仲間は暖かく迎えてくれた。まだランナーの「魂」を失っていないうちは、元ランナーであることを誇りに思うことを許していただこう。 別れ際、余った食べ物をDKさんがビニール袋に詰めてくれた。何も恥じることはない。折角の食べ物を粗末にせず、すべて美味しくいただくのだ。帰宅後、酔っぱらいながら写真整理を始めた私だった。さて今回も期せずしてY田さんと歴史談義をすることが出来た。まさか彼が私と似たような他の趣味を持っていたとはねえ。これもまた奇縁と言うべきだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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