カテゴリ:旅、温泉
~なまはげ行事と仮面の世界~
なまはげの名前は皆さん聞いたことがあるでしょう。お正月のある日、鬼の面を被ったなまはげが山から里へ下りて来て、1軒ずつ家を訪ねます。そして怖がる子供に「泣く子はいねが」、「怠けている子はいねが」と恐ろしい声で聞くのです。そこで子供は必死に答えます。「泣く子はいません」。「怠ける子はいません」と。 それだけではありません。家の主にも色々尋ねます。「神様を大切にして、家を守っているか」。「嫁は浮気をしてないか」などと真剣な声で。それに対して主も必死に抗弁します。どちらも秋田弁ですから、よそ者にはとても理解し難いのですが、雰囲気は十分伝わりますね。 家主は鬼を上手に宥(なだ)め、そしてお酒を勧めます。なまはげも大好きな物を目の前に差し出されると、つい手を伸ばしてしまいます。そして美味しいお酒の入った杯を、口に運ぶのです。 その珍しい光景を目にした観光客らは、急いでカメラを向けて撮影しようとします。 「男鹿市立なまはげ館」に展示してあったなまはげの絵です。以下のほとんども同様です。 生々しいなまはげの様子です。 以下は秋田県内各地のなまはげの実物展示です。 秋田県内の200近くの集落では、それぞれ独自の面を付けたなまはげが活躍するそうですよ。 これは「なまはげ太鼓」が上演された会館で撮影。 ここからは再び「男鹿市立なまはげ館」にて。なまはげは人々に勤勉を勧め、幸福をもたらす再訪神。怖いだけではなく、実に有難い存在なのです。 だからこそ人々に愛され、今もなお多くの集落に伝統行事として根付いているのでしょうね。 同館所蔵の世界各地の仮面。仮面の世界とも言えましょうか。 この藁(わら)で出来た仮面は、確か日本国内のものだったはずです。 「ひょっとこ」に似たお面は、沖縄のものかもよ。 こうして見ると、仮面の世界もなかなか圧巻でしたね。<不定期に続く> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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