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マックス爺のエッセイ風日記

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2019.03.16
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カテゴリ:生活雑記
~わが日常の記~

  

 シャッターを上げると、屋根に雪が見えた。昨夜の遅い時間帯に、風花が舞ったのだろう。朝食を終え、小さなリュックを背負って自転車に乗る。ヘバはベンチで眠っていた。「行って来るよ」。心の中でつぶやき、広い道に出た。ゴールデンリトリバーが私を見ている。「トム?」私が聞くと、お嬢さんが頷く。じゃれつくトム。頭を撫でる私。「お前も歳を取ったねえ」。そう言い残して病院へ急いだ。
  
          
 3月12日の夜、8年前の大震災の時に外国人がどう行動したかの番組をBSで観た。米国海軍太平洋艦隊所属空母のロナルド・レーガンは韓国との合同演習の予定を急遽変更して、被災地に向かうことを決断した。艦長の判断を司令官も支持した由。被災地をヘリコプターから確認し、救助物品を届けた。担当場所は自衛隊と協議した由。東南アジアで訓練中の海兵隊も数日後に合流。「トモダチ作戦」だった。

  

 アイルランド報道機関日本支局の記者は、身重の奥さんを東京から安全な場所に避難させ、自分は福島へと向かった。制止を振り切って福島原発の2km手前まで行き、自分の目で被害の状況を確認した。その頃フランスを初めとし、各国の大使館は日本滞在中の自国民を日本から脱出させるのに懸命。だが、彼の正確な報道は世界に発信され混乱が収拾。日本人の奥様もその後帰京し、情報収集に協力した由。

            

 台湾の女子中学生2人が日本の惨状を知り、校内で募金活動を開始。それが広がって全校の協力を得た由。どれも良く知らないことだった。それらに比べたら、その前日の式典で述べられた秋篠宮殿下や安倍総理の言葉は、あまりにも形式的過ぎるよう私には思えた。天皇や皇后が何度も現地で見せた、被災者に対する労りや慰めに比べたら、何とまあ薄っぺらい態度だったろう。

   

 先日の作業中のこと、積まれた枯れ木などを退けた下から可愛らしい巣が現れた。写真はネットから借りたものだが、実際は色も素材もこれよりもっと豊富。気にせずに作業を続けたのだが、後で思うにあれはハツカネズミの巣だったのではないか。夜入浴中に甲高い声が聞こえた。鳥にしては変。ドブネズミでもない。一体何者だろう。そう思いつつ、すっかりそのことを失念していたのだ。

            

 病院での結果は良かった。血圧は正常で、血糖値もかなり下がっていた。もう少し数値が下がったら、薬の服用は止めるとドクター。喜んでコンビニで値下げ品などを買った。起きていたヘバ(雑種メス)の頭を撫でて家に入る。その前の歯科でも、歯の状態が良いとドクターがほめてくれた。この冬は自分でも体調に留意した積り。そして歯磨きもに丁寧に行ったのが功を奏したのだろう。

  

 ハツカネズミの巣のことが気になり、裏庭へ行った。新たに積み直した残骸の山に、巣穴は見当たらない。きっと諦めてどこかへ行ったのだろう。ふと傍を見ると、花が開いたフキノトウが1個。別の場所と合わせて3個の収穫。これではフキ味噌を作るのは無理。いつも通り刻んで味噌汁に入れようか。花壇の水仙の芽が膨らんでいる。朝の淡雪が消え、山からの冷たい西風が庭を吹き抜ける早春の午後。





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Last updated  2019.03.16 08:08:14
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