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マックス爺のエッセイ風日記

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2019.03.27
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カテゴリ:写真
~闇と光のものがたり~

  
     <真山神社へ奉納された丸木舟>

 みちのく東北の民はどこからやって来たのだろう。古代、都の人からは蝦夷(えみし)と恐れられた彼らの中には、きっと丸木舟でやって来た人もいたことだろう。

  
       <角館の武家屋敷にて>

 縄文、弥生、古墳そして歴史時代。東北の民はいつも耐えて来た。冬の寒さや夜の暗さ、そして時には政権の弾圧に対しても。

  
          <角館の武家屋敷にて>

   その忍耐力が人々に知恵を与えた。どうしたら厳しい冬を過ごせるのか。

  
          <角館の武家屋敷にて>

  どうしたら厳しい風土の中で、飢えずに暮らせるのかと。

  
           <能代のホテルにて>

   だが終わらない冬がないように、明けない夜もまたないのだ。

  
           <横手の古民家にて>

   人々は祈った。暮らしが厳しければ厳しいほど熱心に。

  
          <雪を被った真山神社の狛犬>

    やがて集落の中に小さな社を建てた。貧しい村の粗末な社。

         
                <真山神社石段>

       奥深い山の中の神社は寂しいんだよ。そして冬はとても寒いんだよ。

  
      <真山神社にて開催の柴灯(せど)祭り>

  でもなあ。神様が毎年わしらの里へ下りて来て恵みをもたらしてくれる。

  
        <真山神社参道のぼんぼり>

   だからわしらも神様に感謝するんだ。村の祭りとしてね。

  
     <真山神社の篝火(かがりび)>

  昔から火は清らかだ。そして明るい。その火が今日もわしらを迎えてくれる。

  
         <燃え盛る真山神社の柴灯>

  お~いお~い、豊作を祈れ。ほ~いほ~い、家内安全も祈るよ。

  
        <西木紙風船上げ会場の焚火>

   火は暖かいなあ。冷え切った体を温めてくれるなあ。

  
         <西木紙風船上げ会場の影>

   光があれば、影も出来る。それが道理ってものなんじゃ。

  
           <西木の紙風船上げ>

  冬空に放たれた紙風船はゆっくりと上昇し、やがて空の上で丸い小さな輪になった。

  
        <西木の会場に作られたかまくら>

 紙風船はわしらの夢と願いを天に届けた。かまくらの水神様にわしらは祈る。この世が幸せであるように。今年が豊作で家々が安全であるように。そして子供らがすくすくと育つようにと。<不定期に続く>





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Last updated  2019.03.27 07:43:24
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