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マックス爺のエッセイ風日記

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2019.05.03
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カテゴリ:園芸・家庭菜園
~水辺の花も今日は~

  

 4月の上旬に訪れた野草園のレポートも、そろそろ終わりに近づきました。まだ裸状態だった園内のケヤキの木も、恐らく今頃は美しい若葉をつけていることでしょう。遅くスタートし、かつ苦労しながら書き進めて来たこのシリーズは、ブログネタ不足を補うための取材から始まったのですが、何とかその務めを果たしてくれたみたいです。花の紹介は今回が最終回になります。

  
  <シデコブシ> 幣辛夷 四手拳 モクレン科モクレン属の落葉小高木

 日本の固有種で、本来は愛知、岐阜、三重の一部に分布。自生個体群つまり自然の状態のものは準絶滅危惧種に指定されている。普通のコブシの花との相違は、花弁が長く枚数が多いこと。花弁の形状が捩れていることだろうか。漢字表記の幣(しで)は神道のお祓いに使う御幣(ごへい)に似ていることから。また四手拳の拳(こぶし)は、実の形が拳骨に似ていることからの命名だろう。

  
   <フッキソウ> 富貴草 ツゲ科フッキソウ属の常緑小低木

 富貴は「ふうき」と発音するのが普通だが、フッキソウにこの漢字を当てているのには、何か理由があるのだろう。一見草に見えるのに、木だったとは驚きだ。あまり目立たない地味な花をつけるこの木の原産地は、日本を含む東アジア全体とのこと。

  
    <リュウキンカ> 立金花 キンポウゲ科リュウキンカ属の多年草
    生育地は本州、九州及び朝鮮半島。

       

 水辺で背伸びするように咲いている黄色の花は良く目立つ。「立金花」の漢字を充てたのも頷ける。生育地は水辺や湿地。ミズバショウの群生地で良く見られる。私は月山や尾瀬で見ているはずだ。ウィンク

  
    <ミズバショウ> 水芭蕉 サトイモ科ミズバショウ属の多年草

       

 ミズバショウの名前が示すように水辺や湿地で自生、群生する。中部地方以北の本州と北海道、シベリア東部、千島列島、カムチャッカ半島および樺太に自生。

  

 本来は春の花だが、高地では初夏の水辺に咲く。「夏が来れば思い出す・・」の歌に出て来るのは尾瀬のミズバショウで、私も2日歩いて存分にこの花を見た。この野草園できれいな花を見たのは今回が初めてだ。群生地は別として花期がさほど長くないため、タイミングが合わないと見逃してしまう。

  

 白い花のように見えるのは葉が変化したもので、仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる。有毒だが鹿は食べても平気。尾瀬沼、尾瀬ヶ原ではミズバショウをはじめとする高山植物保護のために鹿よけの柵をしているが、それでも泥の上には鹿の足跡がついていた。

      

 今回も1種類ずつ手帳に名前を書いてから撮影した。名前を知ってる植物は半分ほど。幸い名札があるが、名札から外れた場所に芽生えるものや名札のないもある。そんな時はボランティアに尋ねるか、後刻職員に写真を見せて確かめる。帰宅後はネットで種類ごとの属性などを調べ、紹介の順番や花の配置を考える。足らない分の画像はネットで補う。舞台裏はそんな感じ。時間がかかる作業も今日で終了だ。<完>さくらバイバイ





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Last updated  2019.05.03 00:00:16
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