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マックス爺のエッセイ風日記

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2019.05.07
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カテゴリ:園芸・家庭菜園
~山麓のニリンソウなど~

           

 ざる川が何万年かかかって作った「小さな渓谷」に沿って上流へ向かうと、やがて少し開けたところに出ます。そこはかつて農家の畑があった場所。今は細かく区画して、団地の住民への貸し菜園になっています。見事な菜の花畑は農家の方が種を蒔いたのでしょうか。小高い山の下に沿って川が流れているのですが、ここからは直接見えませんね。

  

 これだけまとまった菜の花は、この辺では滅多に見られません。近くにはキジが棲んでるはずです。

        

 こんな風景を見、のんびり出来ただけでも走りに来た甲斐があったと言うものです。ここからさらに西へと向かいます。

  
             


 川沿いに咲いていた山吹の花です。どちらも花弁は一重で、自然種なのでしょうね。

  
       

 こちらはキイチゴ(木苺)でしょうか。山吹よりは日陰を好む性質のようです。それに花は下向きに咲くため、どうしても暗く写ってしまうのですよねえ。

  
       

 シャガの花を見つけました。アヤメ科アヤメ属の多年草で、少し湿った場所が好きみたいです。かなり古い時代に中国からもたらされた帰化植物のようで、人家の跡地などを好みます。漢字の射干(シャガ)は本来は他の植物を指したようで、胡蝶花とも書く由。確かに蝶々が舞ってるようにも見えますね。

  
  

 実は林道に入って直ぐに出迎えてくれたのがスミレでした。スミレの仲間は種類が多く、国内には約400種ほどあるとか聞きました。そのうちの半数は名前すら決まっていないとか。きっと識別が難しいのでしょうね。

         山路来てなにやらゆかしすみれ草   芭蕉

  

 「野鳥の森」の中で、白いスミレを見つけました。恐らくは我が家の庭のと同じ種類でしょう。

  

 ここからはすべてニリンソウ(二輪草)です。楽しみにしていたイチリンソウとはついに出会えませんでした。きっと2週間ほど前には咲き終えていたのでしょう。全くその気配すら感じられなかったのが残念です。

        

 キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草。東アジアと日本に広範囲に分布しています。イチリンソウが咲き終えるのを待って、今度はニリンソウの群落が一斉に開花するのです。

  

    通常花びらの枚数は5枚なのですが、中には4枚から8枚まで持つ変わり種も。

  

 また花弁は純白なのですが、ごくまれに薄いピンク色が混じることもあります。私もここでそんな花を見つけたことがありました。

  

    群落とはこのようなものです。中にはもっと大きな群落もありますよ。

  

   花びらの形も丸みを帯びたものや、先が尖ったものまであるでしょ。ウィンク

  

  ともあれ人家に近いこの群落が、盗掘されないのは嬉しいことです。

  

  ニリンソウを詠んだ句を探しましたが、私が持っている歳時記には掲載されておりませんでした。「二輪草」は季語ではないのです。ここは川中美幸さんに任せておきましょう。音符マイク<続く>





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Last updated  2019.05.07 00:00:27
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