カテゴリ:園芸・家庭菜園
~時は巡り~
7kmのゆっくりランに成功した私は自信を深め、2日後の散歩中も普段着のままで走って見た。これも大丈夫。「それなら」と9kmのコースに挑戦。これが最近(と言っても8か月前になるが)の私の練習コースだった。先日のランはそのコースの一部を往復したものだ。太陽の暖かさが嬉しい。風のそよぎは生きていることを実感させてくれる。そして流れる汗こそランナーの証なのだ。 最初のゆっくりランで撮った写真の残りを最初に載せよう。林道の傍ではまだカタクリが咲いていた。 今年初めてカタクリを見たのがM公園。次に見たのが野草園。ここは今年見た3番目。 1年に3度もカタクリを見たのは初めてのこと。野草園よりも標高は低いのだが、7kmほど西に入るこの地は、きっと気温が少し低いのだろう。 美しい春の妖精に3度も会えた私は幸せ者。スピードのあるランナーなら、きっと花など見向きもしないで通り過ぎるだろう。 ここからは2回のゆっくりランで見た桜。この時期のこの色はすべて山桜だと思う。 淡い若葉の色とマッチした、淡い山桜の花の色。 葉はあまり出ていないが、山桜の仲間だろうか。自然観察センター敷地内で。(以下同様) 上の桜をズームアップしたもの。背景には林の緑が映える。 これも同様。花を撮るのに必死で、地面と平行ではない。 あれまあ。花を撮つために枝を引き寄せた私の左手が写ってる。葉も出てますねえ。 これは初回の帰途で、自宅付近の上り坂の山桜。 上の山桜の一番低い枝。葉が出てるのでやはり山桜だと思う。 ここからは5月2日の9kmコースで。街路樹の白い桜とバックの青空。 ここには農業用水の池が5つほどあり、金網越しに見た山桜の枝ぶり。 ピンクがかった花の色は八重桜の一種。気温が低いこの辺りでは花期がずれているようだ。 太白山付近の山中に咲く桜をズームアップして。 この日、私は今年初めて山藤と出会った。崖の斜面の一番下にわずか一房だけだった。ところがその4日後に同じ場所を通ったら、何と斜面全体を山藤の紫の花房が覆っていたのには驚いた。わずか4日しか違わないのにこの変わりよう。残念ながらその日はカメラを持たずに走っていた。季節の変化は実に早い。ゆっくりランだからこそ可能な自然観察だ。<完> <参考> ざる川近辺で見た桜の変わり種紹介。 左はチョウジザクラ(丁子桜)。咢頭が長いのが特徴の原始的な桜。花を上にして横から見ると「丁」の字に見えることが命名の由来。私はK治山の森で見たことがあります。 右はウワミズザクラ(上溝桜)。これでもれっきとした桜の仲間。古代この木の板に卜占のための溝を彫ったのが命名の由来。ざる川中流域M仙人宅の近辺で見ました。小川沿いの湿潤な環境を好むようですが、まさにピッタリの場所でした。「ミゾ」ではなく「ミズ」と発音するのが不思議ですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|