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マックス爺のエッセイ風日記

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2019.06.09
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カテゴリ:旅、温泉
<鹿踊りの世界>

  

 こんな異様な装束(服装)をした人たちが舞台近くへと集まって来る。「岩手県花巻春日流鹿踊保存協議会」のメンバーたちだ。

          

 頭やお面、太鼓などを合計した総重量は約15kg。これを身にまとって、彼らは鹿になり切る。

  

 背中に背負っているのは2本の白い旗。無言の彼らの意思を伝えるのは踊りの動作と太鼓だ。

  

  かつて東北の山野にはたくさんの動物が棲み、人々はそれを狩猟し食料としていた。

  

 この鹿踊りは、東北の人々のために自らの身を捧げてくれた鹿に対する供養とも言われている。

  

 そのほかには五穀豊穣と天下泰平、つまりここ東北の地が安かれと願って捧げる踊りでもある。

  

    やがて鹿たちは輪になって踊る。鹿になり切って、まるで狂ったように。

  

 見事ではないか。鹿はまるで神の化身のようだ。岩手県の無形民俗文化財指定の伝統芸能。

  

      一列に並び、整然と踊る鹿たち。

  

      お互いに角を突き合わせる仕草をする鹿たち。

     
            

            今にも聞こえて来そうな鹿の息遣い。それほど激しい動きです。

  

     介添え役の方が、鹿の足元に何かを置こうとしています。

       
             

        用意されていたのは、どうやらこの菅笠(すげがさ)みたいですね。

  

 きわめてシンプルな鹿踊りが続いたのは約10分間でした。今も岩手県南部と宮城県北部に残されている伝統芸能に、観客から大きな拍手が送られていました。<不定期に続く>





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Last updated  2019.06.09 00:00:24
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