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マックス爺のエッセイ風日記

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2019.06.13
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カテゴリ:俳句
~6月の習作から~

  

          雪形の雉子の垂り尾融けそめぬ  *キジ *しだりお
          雪形の雉子を仰ぎし牧場かな
          百年を経し農場の薄暑かな    *へし *はくしょ=初夏

   

          畑の草刈り終へ軍手洗ひけり  *はた
          山鳩やトマトの脇芽摘み終へて
          黎明や玉葱の茎折れ伏せぬ    *れいめい=朝の光 *タマネギ
          野茨の散り初む朝の畑に立つ  *ノイバラ *ちりそむ

   

        麦秋やまだ人恋ふる吾のゐて   *ばくしゅう=麦が実る頃=初夏
        未だなほ恋する吾ぞ麦の秋  
        恋一つ拾ひて侘し麦の秋     *わびし 
        
        人恋ふる寡笑ふか麦の秋     *やもめ
        わが恋の行方果てなき麦の秋
        老ひらくの恋無残なり麦の秋

   

       野茨の花ほろほろと顔洗ふ   *ノイバラ
       真夜に覚め鬱たる朝や銭葵   *まよ=深夜 *ゼニアオイ
       銭葵眠れぬ夜の幾度か     *いくたび
       六月や友の病の癒へし時    *いえし

        
             
               ともかくも煎茶一服梅雨寒し   *せんちゃ
             梅雨寒や日は落ち道の遠きこと  *つゆざむ
             梅雨寒やアンテナで鳴く鴉二羽
             梅雨寒や残り香恋し夢の女    *ひと





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Last updated  2019.06.13 08:14:19
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