テーマ:美術館・博物館(1556)
カテゴリ:芸術論
~タジキスタン・ペンジケント遺跡第6発掘区広間1の再現~
<お断り> 当遺跡展示物の撮影が許可されなかったため、ほとんどの写真をネットから借用し構成した。 ペンジケント遺跡の全容 位置関係を正しく知るため、今回もシルクロードの地図を掲載した。 タジキスタン共和国の地図。東は中国の新疆ウイグル自治区と、南はアフガニスタンと国境を接している。東へ向かえば敦煌、南へ向かえばバーミヤン遺跡へ達する。つまりここはシルクロードの分岐点だった所だ。 ペンジケント(赤丸)はタジキスタン西部サマルカンドの東方50kmにある。 <遺跡主要部及び遺跡の図面> ペンジケントは中国唐時代に建設されたソグド人(イラン系)の都で、722年アラビア軍の侵攻によって約50年間支配され、台地上の街が放棄されたままになった。 遺跡の一部 現地で壁画を撮影する東京芸術大学の調査班。この写真はパンフレットから転写した。 壁画はハープを奏でる女性(左)と戦闘シーン(右)から構成されており、ソグド人固有の英雄叙事詩を表現したものと言われる。現地調査で取得した3Dデータを基礎に、壁画の表面の凹凸が忠実に再現されている。 壁画全体像 最新の技術で上の像の元の色を再現したのだろう。 女性像の部分の拡大図 他の広間の壁画か。(以下同様) 壁画の復元図か。 珍しい白い象も描かれている。(他の広間か) 濃い青は貴重なラズリラピズを使用している可能性がある。<続く> 皆さん今日は。まだまだ旅行中の写真の整理作業が続いています。もう少しこのシリーズにお付き合いくださいませ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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