テーマ:美術館・博物館(1556)
カテゴリ:芸術論
~黒田コレクション その1~
東北歴史博物館(宮城県多賀城市)の特別展『最先端技術でよみがえるシルクロード展』の紹介は昨日までに終了した。引き続き当館の所蔵である「黒田コレクション」を紹介したい。 「黒田コレクション」は医師であった黒田秀雄氏が学会参加の際に国内各地で収集した1475点の郷土玩具を、当館に寄贈したもの。内容は土人形、張り抜き人形、紙人形、からくり人形、木製や竹製の人形、置物、土鈴などである。今回はその一部が公開された。 松川だるま。仙台市に伝わる松川だるまは伝統的な縁起物で、青い着色が特徴。毎年1つずつサイズの大きなものを求め、古くなっただるまは1月14日の「どんと祭」に収めるのがしきたりになっている。 上の拡大。めでたい大黒天が下部に描かれている。 ユーモラスな表情の鬼の面。製作地をメモするのを忘れた。(以下同様) 鬼の仮面だが、さほど怖くは感じない。 これは鬼の形をした土鈴だろうか。 獅子頭(ししがしら)は獅子舞を踊る際に着用。これは模造の玩具。 タイトルは「馬車」。曳山の模造の「鯛車」は見たことがあるが、これは初見。 「ミッキーマウス」に似たネズミ。伝統的な玩具ではなさそうだが。 鹿踊り(ししおどり)人形。恐らくは岩手県産だと思われる。 鯉のぼりを模した珍しい置物。子供の成長を祈ったのだろう。 尖がり頭のだるまさんはお目目が小さいね。三角だるま。 タイトルは「素隠居」。楽隠居は良く聞くけど、背中が丸いですね。 筆こけし。兵庫県有馬温泉産 雪ぼっこ。宮城県産 「ぼっこ」は子供を意味する方言。 どこか恐ろしく、かつひょうきんな鶏雛(にわとりびな)。栃木県産 干支(えと)人形 その1 干支の土人形。 干支の絵馬を模した置物 <明日に続く > お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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