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マックス爺のエッセイ風日記

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2019.07.14
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テーマ:世界への旅(365)
カテゴリ:旅、温泉
~優秀で友好的なガイドの陳さん~

        

 7月1日(月)6時にモーニングコール。私は既に目覚め、カーテンを開けて桃園市の夜明けを撮影していた。6時半レストランへ。日本のビジネスホテルのサービス程度の朝食。それでも贅沢は言わない。この旅は美食が目的ではないのだ。部屋に戻って歯磨き、服薬、そして荷物の仕分け。手荷物はリュックに。不用品はキャリーバッグに入れ、バスのトランクに預ける。7時半予定通りに出発。

  

 ツアー仲間は全員で21名。仙台空港発のメンバーは、宮城県と福島県人で、仙台市民は私だけだった。茨城空港発のメンバーは茨城県と栃木県から。福島と茨城には8名と6名のグループも。どこも皆似たような訛りで、何だか懐かしい言葉の響き。一番前の席に陣取る。眺めが良いし、現地ガイドの陳さんがいつも傍にいて、これほど都合の良いことはない。

          

 ここで旅程を紹介しよう。初日の夜泊まった桃園市は首都台北市の西北部にあり、前日はここの桃園空港に降りた。第2日目は反時計回りにバスで移動し、台中市で2か所の観光。高雄市でも3か所観光してその夜は高雄市泊まりだ。

 第3日目は高雄市1か所、台東市2か所、花蓮市2か所の観光で花蓮市泊まり。第4日目は1か所を観光後、花蓮駅から特急列車で台北市へ。故宮博物館での鑑賞後、九份で夜景を見学し、台北市のホテルで宿泊。最終日は2班に分かれ、茨城空港行き、仙台空港行きでそれぞれ帰国と言うスケジュール。第2日目から第4日目までは、1日平均で300km以上を移動する予定。果たして体が持つかどうか。

  

 陳さんの日本語が流ちょうなことに驚いて尋ねると、筑波大学の大学院で経済学を学んだ由。これは驚いた。そこは4番目の職場で、昭和49年の創設時から10年間勤務した場所。彼は私が5番目の職場に転任した後の入学。学生宿舎や当時の村名などの話で盛り上がった。ツアーの間、私は彼に色んなことを質問した。台湾の民族、歴史、文化、政治、宗教、アジアの情勢などだ。

         

 彼は誠実に答え、私も彼の質問に全て答えた。その返答に驚く彼に、かつて国立の博物館勤務を告げる。陳さんの奥さんと長男はシンガポールに在住し、第二子と第三子はオーストラリアとアメリカ在住の由。台湾の将来を見据えた選択と彼。日本企業の台湾支店に勤務し、定年後は日本人を対象としたツーリストで第2の人生を送る陳さん。その選択に、揺れ動く台湾の現状と将来を見たような気がする。<続く>





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Last updated  2019.07.14 00:00:22
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