2940266 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2019.08.20
XML
カテゴリ:俳句
~最近の習作と俳句教室~

       

         姫女苑たそがれ迫る通学路   *ヒメジョオン
         黒南風や眩暈に耐へてあらを炊く  *くろはえ *めまい *たく
         朝風やカサブランカに翳りあり  *かげり

        天然アユ

        鮎喰らふ寡の天下取りしごと   *やもめ
        夕風やとにもかくにも鮎を焼く
        来る人の無き夕暮や鮎を焼く
        風止みて夕餉の鮎を焼く寡   *ゆうげ

 うお座 私が買った鮎は当然天然ものではなく、徳島県で生産した養殖鮎。それも売れ残った見切り品で、半額だった。だから天然鮎特有の良い香りなどはせず、ぬめりもあった。それを水で洗い流し、塩を振って焼いた。七輪のような風情があるものではなく、IHの魚焼き器。それでも独り者の男にとっては十分に美味しいと感じ、幾つかの作句を試みたのだった。

       スダチ

          鮎を焼く寡に風の止まりけり
          鮎焼ける寡夕風も止まりけり
          鮎焼きし寡夕風の止まりけり
          鮎を焼く夕の風の止まりけり   *ゆうべ

        

           夕風や鮎俎に化粧塩   *まないた *けしょうじお
           夕風や俎上の鮎に化粧塩   *そじょう
           夕風や焼けたる鮎の化粧塩
           夕風や鮎の勢ひ化粧塩
          〇夕風や鮎に勢ひ化粧塩

        

 8月の俳句教室は15日(木)。お盆のせいか出席者はわずか8名。私は〇の句を提出し、句の背景を説明。ようやく俳句らしくなったと講師の評。だが「夕風や鮎に施す化粧塩」の方が良いと一言。そうか、そんな単純な言葉でも良いのか。私は常日頃感じていたことを質問し、時間が余らずに済んだ。俳句の基本とは何かを、改めて認識させられた一日だった。いつまでも素人のままの私だ。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2019.08.20 10:20:54
コメント(12) | コメントを書く
[俳句] カテゴリの最新記事


PR


© Rakuten Group, Inc.
X