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マックス爺のエッセイ風日記

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2019.08.28
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~準備そしてスタートへ~  カメラ写真はすべて大会当日に撮影したものです。

   愛子から見た秋保方面

 「作並遠足ラン」はウルトラマラソン仲間の「宮城UMC」が主催する練習会。以前は加美町の薬莱温泉薬師の湯がゴールだったが、長距離のため伴走車を3台出す必要があり、昨年から作並温泉の岩松旅館をゴールに変更した。唯一のルールは12時までにゴール到着と言うもの。距離は各自の能力に応じて設定し、電車に乗るのも自由。問題は8月の猛暑。果たしてそれに耐えられる体力と走力が今の自分にあるかどうか。

      愛子駅付近のお地蔵さん  

 ほとんど走る練習をしていない私は、正直不安の塊だった。7月は梅雨寒で体調が悪く、足がむやみに冷えた。梅雨明けして以降は一転しての猛暑。気圧と気温の激しい変化に、日ごろ全く運動をしていない老ランナーは怯えた。めまいと耳鳴りは、耳鼻科の治療薬を服用以来かなり改善したと感じる。ただし猛暑の中でのランは、普段から鍛えているランナーでさえ厳しく、熱中症による事故の可能性もあるほど。

    愛子スポーツセンターにて

 レースに備えてランニングシューズを買った。だがそれを履き、練習で走り出した途端に愕然。全く体が反応せず、足が進まないのだ。胸も息苦しい。それはそうだ。体操すらしない後期高齢者が、いきなり坂道を走れるわけがないのだ。それでも歩くようなスピードで走るうち、体が少しずつ楽になった。9kmコースで大汗をかき、徐々に暑さに慣れて来たのだろう。やはり40年走った経験がまだ生きていた。

    月見草  

 当日の朝に起きられるよう、目覚まし時計を購入。また暑さ対策のために髪を短く刈った。前夜のうち、足の指にテープを巻いた。摩擦予防のためだ。リュックのベルトにはタオルを巻き、ピンで止めた。大量の汗を吸収し、擦り傷を避けるためだ。そしてランパン、ランシャツ姿で寝た。翌朝、少しでも時間を稼ぐためだ。さて、スタート地点をどこにするか。真夏のランは命取り。まして運動不足の老人にとってはなおさらだ。

    仙山線の中の私

 N駅の駐輪場へ自転車を預け、仙台駅で乗り換えて愛子(あやし)駅に向かう。北仙台駅で女性ランナーが下りた。そこから作並に向かって走る由。私は車内でトイレを済ませ、駅が近づくと上着とトレパンを脱いでリュックへ。勿論直ぐスタートするためだ。向かいの席の若者にシャッターを押してもらう。膝には保護用のサポーター、首には冷却用の布。一般市民には奇妙に感じるはず。何せ電車の中なので。

        JR愛子駅前  

 7時32分。定刻に愛子駅到着。駅前で軽く体を動かし、直ちにスタート。思ったより涼しく感じたのは、列車のクーラーで体が冷えていたせいか。日曜日早朝の人気がない駅前。ロータリーの周囲を回り、国道48号線の旧道へ出、直ぐの街角でお地蔵さんを撮影。こんな調子で写真を撮りながら、17kmをゆっくり進むのが私流。この日の最高気温は35度の予報。後は自分で自分の身を守るしかない。

  

 間もなく仙台西道路との合流点。ここから県境を越えて山形県方向へ向かう国道48号線。いわゆる「作並街道」だ。歩道を行くうちに気温が上がって来た。住吉台走友会のS1さん、S2さんに抜かれたのは、去年と全く同じ場所。三婆のK1さん、K2さんが来ないのは、去年より走力が落ちたのか。「森の市場」で、積み上げられたトウモロコシと冬瓜(トウガン)の山を撮影。(前日の写真)

         
        <住吉台走友会 S1さん、S2さん>   <二婆 K1さん、K2さん>

 後ろから声が聞こえた。K1さんは写真は撮ってもブログには載せるなと厳命。サングラスをしてたので良いと判断。同学年の彼女には、帰路の電車ですっかり迷惑をかけた。ゴメンね。「太ったのは現役時代同様に食べてるからじゃないの」とK2さん。「いや野菜中心だよ」と私。3学年下の彼女は今年も206kmの「佐渡島一周」に参加予定とか。全く衰えを知らない人だ。やがて2人の後ろ姿が見えなくなった。もとより覚悟の一人旅が続く。<続く>





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Last updated  2019.08.28 00:00:24
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