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マックス爺のエッセイ風日記

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2019.08.31
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テーマ:世界への旅(365)
カテゴリ:旅、温泉
~花蓮市の石屋にて(2)~

  

 透明感のある石に何かが刻まれている。確か扉の外側の展示コーナーで、ガラス戸棚に陳列されていた作品。

     

 とても美しいエメラルドグリーンの石が磨かれ、「台湾」の形に成形されていた。

          

 これをネックレスと言うのだろうか。様々な色の宝石をつなぐ気品ある作品だ。青森県の縄文遺跡である「三内丸山」からは穴の開いた巨大な翡翠の大玉が発掘されている。新潟県姫川産の原石を磨き。正確な丸い穴が穿たれているが、硬い翡翠に穴を開ける技術が縄文時代に確立していたのだ。

   

 台湾を南北に貫く台湾山脈は、全山大理石と聞いた。それ以外の石が産出することは、この石屋を見ても分かるだろう。成形した壺(左)と磨いただけの原石(右)が何の石かは分からないが、大理石にも色んな色があるのは間違いなさそうだ。

       

 磨きに磨かれてつやつやした石。元はただの石に、こうして生命が吹き込まれる。

   

 満面の笑みを湛えるこの人物は布袋(ほてい)さんだろうか。大らかなその姿に癒される。

  

  透明感のある作品には、翡翠が混じってるように感じる。それほど美しい石だ。

  

  これはまるで宝石そのものだねえ。厳重にガラスのケースに収まっていたが。

   

 古代ギリシャの彫刻を思わせる純白な石像。左は白菜で、右は観音だろうか。ああ見事。

  

    乱舞する龍の群れ。中央の円形のものは、玉(ぎょく)だろうか。

  

 こちらも龍の彫り物。素材は翡翠か。中国では古来翡翠を珍重し、そのうち特別なものを「玉」と称して皇帝の権力の象徴とした。漢民族の流れを汲む台湾でもこの石が珍重され、中国人が好む龍、仙境、貴人などをテーマにした置物が彫られているのだと思う。

         

           気品のある仏像は観音像だろうか。

       

 「お客さん、撮影は禁止ですよ」。店員の声にビックリ。ゴメンゴメン。何と私はそれを知らず、夢中になってシャッターを切っていた。それほどまでに素晴らしい作品ぞろいだった。陳さんが入口で説明中、私は一人離れて外の展示コーナーの作品を摂っていて、注意を聞いていなかったのだ。後で陳さんに「撮影禁止なのはデザインなどを盗まれるからだろうか」と聞いたのだが、返事はなかった。<続く>





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Last updated  2019.08.31 00:00:14
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