テーマ:写真俳句ブログ(37613)
カテゴリ:俳句
~提出までの過程は~
名月も女気もなき苫屋かな *とまや=ぼろ家 女気も名月もなく経る齢 *ふる=年月が経つ *よわい=年齢 女気の絶へたる家や虫の聲 *こえ 赤まんまハモニカ半音狂ひけり *あかまんま=イヌタデの別称 赤まんま狂ひしままのハーモニカ 赤まんま母知らぬ児の戦後かな 秋天や狂ふハモニカわれもまた 秋天や狂ひしままのハーモニカ 秋桜や狂ひしままのハーモニカ *コスモス 老ひを知ることの増へたり凌霄花 *のうぜんか=ノウゼンカズラ 浜木綿や歳月人を待たねども *ハマユウ △探査機の使命遥けき無月かな *むげつ=曇天などで見えない状態の十五夜 <小惑星リュウグウで活躍中の「はやぶさ2」をテーマに> 苦瓜を食ひつくしたる欠伸かな *にがうり=ゴーヤ *あくび 苦瓜も食ひ尽くしけり大欠伸 大欠伸苦瓜つひに喰ひ尽くす 行く雲や秋明菊は揺るるまま *シュウメイギク 行く雲や敬老の日の祷かな *いのり 揺るるまま秋明菊の孤独かな 孤独なり揺るる秋明菊もまた 悔恨はあまたありけり彼岸花 彼岸花悔恨を捨て風に立つ 秋遍路地図になき橋渡りけり *あきへんろ 〇誰そ彼の野辺の小橋や秋遍路 *たそがれ 歳時記も読まずに秋の一句かな 秋の季語記せしままの余白かな 行く雲や硬さ増しゆく秋茄子 *あきなすび 珍しく時事俳句△を詠んだが、講師は時事俳句を好まない。結局〇の句を提出した。その講評だが、「誰そ彼」を「黄昏」に置き換えたら100点満点だったとか。来月は「十月や」が兼題(宿題)として出され、1人3句の提出となった。いずれも初めての試み。帰宅後から翌日にかけて、25句ほどを詠む。難しかったが案外面白い。来月の俳句教室が楽しみだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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