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マックス爺のエッセイ風日記

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2019.11.01
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カテゴリ:旅、温泉
~「もう一つの山寺」を訪ねて~

   山寺立石寺の入山チケット(表)

 10月23日開催の「第4回伊達なマラニック」の前日、私は大いに迷っていた。3日前には幹事のKさん宛に、不参加のメールを出していた。それにも関わらず彼女からは「ドタ参でも良いよ」との返事をもらった。不安の1つは天候。キャンセルのメールを出した時の天気予報で山形県は雨、仙台も朝方雨だった。2つ目の不安は体調。8月の「作並ラン」以降、走るどころか運動すら出来ないでいた。

  
             <チケット裏面:立石寺境内図>

 眩暈や耳鳴りは耳鼻科の薬でだいぶ治まっていた。だが新たに腰のふらつきが始まっていた。こんなのは初めてのことだが、きっと運動不足で姿勢を維持する筋力が相当衰えてしまったのだろう。こんな状態で果たして参加など出来るのか。それでも必要なものをリュックに詰め、枕元に目覚まし時計を置いた。翌朝は目覚ましの世話にもならず、スムースに起きた。そして参加することに決めた。

   山寺を見上げる

 最寄りのN駅から山寺までの切符を購入。990円だった。仙台駅の集合場所には行かずに仙山線の山形行き快速に乗ると、やがてKさんが見回りに来た。同じ走友会所属のM井さんが乗って来て情報交換。何と高校の後輩で同じ走友会のSさんが2月にがんで亡くなった由。そうだったのか。私より3学年も下の彼が、先に逝くとは信じらない思い。彼と走った数々のレースが思い出される。

  山寺を見上げる2  

 山寺駅で下車し、参加費を支払う。リ-ダーのFさんから山寺立石寺に関する簡単な説明。そしてKさんからは日程の説明。ところが神奈川県のKさんの姿がない。電車のトイレに入ったまま、山形方面に向かった由。前夜の歓迎会でしこたま飲んだのが原因とか。リュックを手渡す必要上、雲峰師匠とツジポンさんが駅に残った。彼ら2人も飲み仲間で、どうやら山寺奥の院まで登る体力はないようだ。

   山寺近辺の案内図

 最初に向かったのは、図面に2つあるお寺のうち右側の方。ここの山上には数年前に発見された修行地の跡があるのだとか。つまり慈覚大師が山寺立石寺を開く前に弟子と共に修行していた場所。それで「もう一つの山寺」と呼ばれているとのこと。踏切などなく、仙山線の線路を直接渡ったのにはビックリ。その先にあるお寺が千手院。私たちはそこから山道へ入って行った。

  

 前日の雨でここでも相当量降ったはず。だが当日は朝から晴れて、道の状態はまあまあ良かった。自然そのものの山道を登って行くと、やがて修行地が見えて来た。

         
           

 ここが慈覚大師とその弟子たちが修行したと伝えられる岩窟。円仁(えんにん)は慈覚大師の別名で、下野国(現座の栃木県)出身。比叡山延暦寺で仏教を修め、東北、関東の70ほどの寺院の開祖と伝わる高僧。だが、彼の前に修験道(山伏)たちが山岳で修行を積んだ由。修験道は仏教、神道などが入り混じった原始宗教で役小角(えんのおづぬ)が開祖。役行者(えんのぎょうじゃ)とも言い、雲に跨って都と陸奥を往復したと伝わる仙人だ。

    わが走友たち

 登りは良かったが、下りは道が滑った。怪我をしたら困るので、手ごろな木の枝を拾って杖にした。これで足元がしっかりした。合計5か所ほどの修行地跡を訪ねながら麓へ下りた。途中かつての堂宇跡や家屋、菜園跡などがあった。

 参加者  

 昼食は山寺の真ん前の食堂で摂った。中には剛の者がいて、昼間からビールのジョッキを開ける者も。私は冷やしとろろ蕎麦を頼んだ。本当はお握りやパン、果物も持っていたが、付き合いが肝心と皆に合わせた。神奈川のKさんは結局体調不良のため、そのまま仙台へ向かった由。午後からはいよいよ山寺立石寺の奥の院まで参拝登山。午前中に使った「杖」をそのまま持参した。それが大いに役立ってくれた。<続く>

家 昨夜無事に旅行から帰宅しました。留守中のご来訪とコメント、ありがとうございました。本日からまたよろしくお願いしますね。バイバイスマイル

        

さて、昨日の朝は旅先でTVを見てビックリでした。首里城正殿と北御殿、南御殿が全焼してしまいました。火災の原因はまだ分かっていませんが、ガッカリですね。沖縄に3年間勤め、首里城の復元工事のいきさつも良く知っているだけに、「なぜ?」と言う思いが強いのですよ。あれがまた簡単に復活出来ると思って欲しくはないですね。粗末にして欲しくないのです。あれを造るのにどれだけ苦労したか。この件については改めて書きたいと思っています。





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Last updated  2019.11.01 00:00:19
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