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マックス爺のエッセイ風日記

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2019.11.21
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カテゴリ:俳句
~ヘボ俳句との付き合い~

 

 通っている俳句教室の10月の兼題(宿題のテーマ)は「10月や」。そして11月の兼題は「初冬や」と「立冬や」。いずれも季語だが、宿題を出されたのは自分にとって初の経験だった。悪戦苦闘しながら作句に挑戦したのだが、その全容を載せるのが今回の趣旨。それ以外に詠んだ句なども若干交えたのでご笑覧あれ。


   

       歳時記に触れずに秋の一句かな
       十月や句評厳しき師の眼   *まなこ  
      〇十月や峠の下に城下町  ⇒ 十月や山の麓に城下町 と修正さる
       十月や峠より見る城下町
       十月や山の端遥か田舎道   *やまのは

          十月や山の端翳りゆくばかり   *かげり
          十月や川は光りて海に入る    *いる
          十月や雲映しつつ川流る
          十月や野の草揺らし風の過ぐ   *すぐ
          十月や揺れつつ草の実を結ぶ

  

    十月や山は憂ひを秘めしごと
    十月や郷愁はいま野に満ちて
    十月や悔恨空を彷徨へる    *さまよう
    十月や未だ黙すること多し
    十月や祷は悔恨と共にあり   *いのり

        十月や懺悔と祈り交錯す   *ざんげ
        十月や懺悔は潮の満つるごと
        十月や憂ひ果てなき風の丘
        十月や山は哀しみ語るごと
        十月や日は落ち鳥は塒へと   *ねぐら

      

          十月や塒は鎮守の森ならむ    *とや=鳥のねぐら
          十月や泣きて寝転ぶ風の丘
          十月や泣き伏した日よ風の丘
          十月や狂ひしままのハーモニカ

          十月や酒の肴はなけれども    *さかな
         〇十月や粗酒粗肴とふ通夜の膳   *そしゅそこう
          十月や従兄弟集ひし通夜の膳   *いとこ

         〇は10月の提出句

  

   
     初冬や夕餉支度の独り者    *ゆうげ
     初冬や眩暈こらへて丘に立つ   *めまい
     初冬や会津の人の無口なる
    △初冬や濠に小波三の丸     *ほり *さざなみ
     初冬や人影もなき三の丸
     
         立冬や尾灯遠のく最終便
         立冬や天の一角隅櫓   *すみやぐら
         立冬や坂を登れば隅櫓
         立冬や会津の人は寡黙にて
        △立冬や新聞を読む父の背    *せな

     立冬や天地の音絶へしごと   *あめつち
     立冬や街に子供の姿なく
    △初冬や句評鋭き師の眼    *まなこ
     新旧の暦に惑ふ十九社   *十九社は全国から集う神が泊る出雲大社の摂社

    △は11月の提出予定句





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Last updated  2019.11.21 00:00:19
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