カテゴリ:旅、温泉
~日本三景の一つ・天橋立~
旅日記の第13回目にして、ようやく最初の訪問地である「天橋立」(あまのはしだて)を紹介することにした。理由は特にないが、私の直感に従ったのだ。少なくても25回分にはなるであろう旅日記を、読者が飽きないように書き続けるのは至難の業。自分も楽しめてかつ読者も楽しめる旅日記の在り方。それは旅から帰宅するその都度ごとに、私が考えるテーマでもある。 天橋立に着くころには、秋の陽が大きく傾いていた。秋の夕暮れは早い。その上、ここまで来る道が曲がりくねり、いつもなら方角を間違えることが少ない私が、どちらがどちらだか分からなくなった。だが考えて見れば太陽が沈む方が西に決まっている。そこで、この周辺の地図を頭の中で思い描いてみる。 ケーブルカーで山に登るにつれて、眼下に美しい風景が広がって見える。ほら、太陽はあちらだ。するとそっちが日本海の方向で、左側が宮津湾の内海の方向なのだろう。 ほらね、これが天橋立。昔の人は天に上るための梯子が途中で倒れたのがあの細長い松林になったと考えたようだ。でもこの砂州(さす)は川の砂が徐々に堆積して出来た地形で、初めからこんな奇異な形だったわけじゃないのだ。それに美しいあの松原も、人々が苦労して移植した結果と聞いたのだが。 この細長い島はね、向こう岸まで続いているんじゃないんだよ。途中で切れたところに橋が架かっていて、その下を船が通れるようになっているんだ。そしてこの細長い砂州には道路があって、緊急時には救急車などが通れるだってさ。そして小さな神社やお寺もあるようだ。 ここにはちゃんと「股覗き」の場所があるんだよ。私もやってみたけど、カメラの位置が低くなるもんだから、草がじゃまになって見える風景はさほどでもない。それにフラフラして、姿勢が安定しないのも私にとっては困ったものなのさ。 頂上の一角にはこんな場所があった。冠島と沓島(くつじま)の遥拝所らしいんだ。内海の小島に籠(この)神社の摂社があるみたいなんだけど、それが良く見えなくてねえ。 由緒書の一部を拡大したんだが、どうにもボケて見えづらいねえ。まあ漁師たちが豊漁を祈ったとでも解釈しておこうか。 これがどちらかの島かも知れないねえ。ぼんやりとだけど島影が写っているよ。 頂上にあった枯葉の💛と「かさぼう」の石像。ここは笠山と言う名の山なんだよね。 ケーブルカーで山を下りた私は走ってある所へ行ったのさ。これはその後に撮った海でね、船の後ろの松林が天橋立なの。もうちっともきれいじゃないよねえ。 日本海方向を見るとこんな感じかな。この地であった不思議なことはまたの機会にね。<不定期に続く> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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