カテゴリ:旅、温泉
~鳥取砂丘・砂の美術館(3)~
茫漠たる鳥取砂丘の一角に「砂の美術館」がある。鳥取砂丘の砂を使った巨大な彫刻が「売り」だ。これまで3回に亘って紹介したが、今回はその残り。少しずつ写真を消化し、終焉に向かおうと言う魂胆なのだが、たかが「砂」と侮ってはいけない。 ラドヤード・キップリングが書いた小説『ジャングルブック』がテーマ。オオカミに育てられた少年モーグルの話を中心に、南アジアに生息する6種類の動物が登場する。彫刻の作者はオランダ人のシャーロット・コスターで、彼女はオランダ美術アカデミーの卒業。 これはインドのジャングルに棲む虎。 ネパールの古都、バタンのダルバール広場。ヒマラヤ山脈を背にした古都には旧王宮があり、広場に面してヒンドゥー教や仏教の寺院がある。作者はリトアニア人のアンドリュース・ペドクス。 古都の広場と大通りを行く人々。 ブータンのチベット仏教の聖地であるタクツァン僧院は標高3千mの断崖絶壁に、張り付くように造られている。タクツァンは現地語で「虎の住み家」を意味し、1692年に建造された。彫刻の作者はアメリカ人のスー・マックグリュー。南カリフォルニア大学卒業。 一定のエリアにたくさんの像を入れ込んでいること、前後左右往復しながら撮影していることなどから、2回同じものを撮ったり、タイトルとは無関係の砂像を撮ることがあります。上もその中の一つですが、事情をお察しいただけたら幸いです。 ジャングルの中から忽然と現れるスリランカのシギリアロックは5世紀末に建造された王宮で、世界遺産。現地語のシンハ・ギリ(獅子の山)が転じて現在の呼び名になった。ライオンが背後の王宮を守っているように見えることからの命名。作者のジル・ハリルはアメリカ人でセントラルフロリダ大学卒業。 ふくよかな体形の女神はヒンドゥー教の神だろうか。砂の像は壁画を模写したもの。<続く> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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