2939214 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2019.12.05
XML
カテゴリ:旅、温泉
~足立美術館の日本庭園~

  

 主に山陰を巡った旅日記も20回目となった。そろそろゴールが見えて来た感があるが、最後まで油断は出来ない。さて今日は過去2回に亘って紹介した「足立美術館の日本庭園」の最終回。もう全部吐き出しての大盤振る舞いだ。大笑い

  

 しかし、ここは凄いところだ。背後の山を借景とするため、全部買い占めて美術館所有にしたと言うのだから、その意気込みが分かろうと言うもの。つまり借景に変化が生じてはいけない。そのため借景ごと管理し、不動の景観を維持しようと言うわけだ。

  

 足立美術館の日本庭園へ入場者が足を踏み入れることは出来ない。ほとんどの景色は館内のガラス越し、窓越しに鑑賞するのがルール。だから観客は、まるで「額縁」に入ったような庭園を観ることになる。

       

 ほらね、これなんかがそう。でも観客が不満を持つことはない。毎日のように丹念に手入れされた庭園の美が、その欲求不満を上回るのだろう。

  

 専属の庭師が20名以上勤務してると聞く。だから庭園にはゴミどころか枯葉一枚落ちていない。それだけ開園前の整備が厳しい証と言えようか。

  

   良く見ると背後の山の中腹から滝が落ちているのが分かる。庭はその自然の一部。創設者はそう言いたかったに違いない。

  

  庭の一木一石に何一つ落ち度がなく、整然と治まっているのが凄い。まさに静謐そのものだ。

  

 私たちがここを訪れたのは10月末。山陰の平野部にも、ほんの少しだけ秋が訪れたみたい。

  

   レストランの横に池があり、来館者はそこまで行くことが出来る。

       

         10月末と言うのに、スイレンの花が咲いていた。
      

  そして良く太った鯉が悠然と泳いでいる姿は、まるで一幅の日本画を見るようだ。

  

   敷き詰められた白砂と飛び石の配置が心憎い。

  
      
           
  

      美しいものを見ると人は誰もが寡黙になり、庭は自然の一部と化す。

     
         

   建物の外に出るのを許された場所に佇む無言の観客たち。その姿を撮る私も観客の一人だ。

  
    

 名物「額縁庭園」を最後に、足立美術館日本庭園の紹介を終えることとしたい。<不定期に続く>





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2019.12.05 00:00:17
コメント(12) | コメントを書く
[旅、温泉] カテゴリの最新記事


PR


© Rakuten Group, Inc.
X