テーマ:美術館・博物館(1556)
カテゴリ:芸術論
771年の洛邑遷都以前を西周と呼び、それ以降を東周と呼ぶ古代中国の王朝。東周からは政情が不安定となり春秋戦国時代に突入する。 <鏡A>こちら側は裏面で、複雑な文様が刻まれ、中央部の穴に黄色の紐(ちゅう=ひも)が通されて、持ちやすくしてある。この裏が表側で金属の表面をツルツルに磨き、鏡の役割を果たすよう細工されている、 鏡の名が記された見出しだが、「字が小さくて読めない」。〇ズキルーペが必要なようだ。 金の龍。架空の動物である龍は権力の象徴として、皇帝以外の使用を許されなかった。 隋(581-618)は漢民族が西周を滅亡させて統一した古代国家で首都は大興城。 唐(618-907)は李淵が隋を倒して建国。首都は長安で、中央アジア、東南アジア、朝鮮半島までを支配し、日本も遣唐使船を送るなどして朝貢した古代の巨大国家。 <鏡B>西周時代の<鏡A>に全体の形がとても良く似てますねえ。 唐三彩の釉薬をかけて焼かれた馬。これは国宝クラスの逸品でしょう。 宋(960-1279)は日本の平安期、鎌倉期に存在した国家。趙匡胤が後周から禅譲を受けて建国。後に金に華北を奪われ北宋と南宋に分離。首都は開封(961-1129)、南京(1129-1138)、杭州(1138ー1276)日本との間で日宋貿易が行われ、宋銭(北宋南宋の貨幣30種以上ある)は日本国内でもかなり後の時代まで通用した。のみならずベトナムやアフリカまでは主に船で、ペルシャへは陸路シルクローで伝わり、それらの国内でも流通していた。 宋時代の絵画。これは南画と呼ばれる画法だろうか。 南宋の白磁の小皿。「ひび割れ」もまた美なのだ。 北宋の白磁の急須。<続く> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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