カテゴリ:園芸・家庭菜園
~農家の庭にお邪魔して(1)~
ある朝の散歩中、農家の庭に紫色の花が咲いているのを見つけた。んんん。あれはジャーマンアイリスだろうか。撮りたいなあ。でも勝手に入るのもはばかられた。畑に小母ちゃんがいたので聞いた。「花の写真を撮らせてもらって良いですか」。「ああ良いですよ」。小母ちゃんから返事があった。それで私は花に近づいた。庭と言っても畑の延長みたいなもの。近づくと、ちゃんと花壇になっていた。 ピンクのハナミズキ マンション横の花壇のハナミズキ。このマンションも小母ちゃんの家が建てたのだろう。この辺一帯が小母ちゃんの家の敷地で、広い道路を挟んだ向こう側の元はイチジクが生えていた畑も小母ちゃんとこの土地だった。そこは今4軒の家が建っている。そしてネギ畑の横のお家も、元は畑。恐らく娘さんのために畑を潰したのだろう。今は瀟洒な家が建っている。 わが家を建てた23年前、畑では夫婦で働く姿を見かけた。農協へ出荷もしていた。ところがいつの間にか小父さんの姿を見かけなくなった。入院でもしたか、亡くなったのか。小母ちゃんはまだ若いと思うのだが、作物の種類も量もめっきり減った。多分マンションの賃料で十分暮らせるはず。事情は知らないので単なる推量に過ぎない。一帯は戦後開拓地だったところだが、今は全くの住宅地に変わった。 畑の隅に白のハナミズキ。ピンクも可憐だが、白も清楚で良いものだ。第一農家の畑だから、広々としていて気持ち良い。こんな奥まで入らせてもらったのは初めてだった。 これは多分サツキだと思うのだが、ツツジとどう違うのかは知らない。キレンゲツツジなどはサツキそのものだと思うのだが。キリシマと言う品種もあるが、あれはサツキの仲間だったか。 きれいに丸く刈り込まれた植木。多分これはツツジのはず。サツキに比べて花が小さい。多分葉もサツキと違うはずだが、どう違うのだろう。 ハナミズキの下に赤い花が見えた。花の形から見ると、多分シャクヤク(芍薬)のはず。良く似たボタン(牡丹)が木なのに対して、シャクヤクの方が草と言うことだけは辛うじて知っていた。<続く> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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