テーマ:暮らしを楽しむ(387517)
カテゴリ:生活雑記
~小人閑居して~
日曜日の朝、窓を開けて外を見る。庭石とアプローチの敷石が濡れている。前日の夕方ごろから雨が降ったみたいだ。これで少しは庭木や野菜が助かったはず。布団を持って2階に上がり、ベランダの手すりを見る。確かに濡れてはいるが、何だか汚い。雨に混じって黄砂まで降ったようだ。慌ててタオルで汚れを拭く。黄砂には中国のPM2.5が付着してるとか。やだねえ。 北京のスモッグはかなり改善されたと聞くが、これだけの黄砂が仙台まで風に乗って来るとは脅威だ。新型コロナもそうだが、中国の情報は信頼出来ない。韓国もそうだが、それが新型コロナで経済が行き詰まったのか、日中韓の相互協力を呼び掛けて来たようだ。その一方で尖閣付近では日本の漁船を追い回すなどの強硬姿勢を変えていない。WHOからの台湾の排斥もしかりだ。あの国の本質は狂暴そのもの。 アメリカはWHOへの分担金の一部を支出することにした。これまでの10分の1までに止める由。それで中国と同額だ。さらに中国が長年国連で後進国扱いを受けているのは不公平と強調。韓国も同様に、両国のロビー活動は目に余るものがある。そして中国のIT大手ファーウエーは、アメリカの「コロナ研究情報」まで盗んでいるとトランプさん。フランスとオーストラリアも中国を警戒し始めたようだ。 世界の新型コロナ関係の死者は30万人を超えた。ロシアの感染者は爆発的な数字に上り、今後も第2波、第3波が各国を襲うだろうと言う。人類の疾病史でも特筆されるべき異常事態で、バングラデシュではミャンマー難民キャンプでの感染が広まり、今後はアフリカへの感染が心配だ。バッタの発生による飢饉に加えて、貧困ゆえの医療欠如と飲み水の不足。その地獄にどこまで耐えられるのかが心配だ。 国内では感染者数と死者数の毎日数度に及ぶ報道。世界からは検査数が少ないのに比して死者数が少ないのが不思議な現象と思われているわが国。だがレナウンなど大企業のコロナ倒産も出だし、経済界への影響は大きい。学校が休みのため、給食用の無農薬野菜を供給している農家が困り、行き場のない野菜を連日捨てている由。陽性者や、院内感染の医療従事者への言われなき差別も横行。良く考えてほしい。 志村けんさんの愛車ロールスロイスファントムがファンに譲られる由。価格は5千万円から6千万円になると言われる。その代金は3人のマネージャーに対する退職金として支払われるそうだ。このところあ朝ドラ「エール」の山田耕筰役で何度か彼の姿を見かけた。なかなかの風格。単なる喜劇人とは思えない演技力で今さらながら惜しまれる芸能人だった。虎は死んで皮を残し、人は死んで名を遺す。 「ステイホーム」でDVが増えていることは知っていたが、ボビーオロゴンが妻を殴った容疑で取り調べを受けた。飄々としたナイジェリア人で、たどたどしい日本語を話す。大して体格が大きくないにも関わらず。プロレスに出て注目を浴びたのは何年前か。その彼が日本人女性と結婚して日本名を持ち、子供も生まれたことを今回図らずも知った。奥さんをもっと大事にしなくちゃいけないと北野武は言う。 最近観たYouTubeで記憶に残ったのが、3週間全裸でサバイバル生活を送るもの。熱帯のジャングル、アフリカのサバンナなど過酷な条件のところばかりで、毒蛇や害虫がウジャウジャ。飲み水は汚れたり、川の氾濫など天候と気温の変化に対応する必要がある。コオロギや蛇なら食えそうだが、逆にハイエナやジャガーに襲われる恐れもある。私なら1日でリタイヤだが、大部分のサバイバーは無事生還した。 TVのドキュメンタリー番組で、ニュージーランドの東方の海中にある「ジーランディア」とオーストラリア大陸誕生の話が面白かった。どちらも数十億年前にゴンドワナ大陸から分離した際の地殻運動と火山活動の話。オーストラリアにかつて火山があったことも、ニュージーランドが南極と同じ大陸から分離したことも今回初めて知った。暇なのも決して悪いことばかりではない。人生何でも勉強だ。 アサリを2パック買った。酒蒸しを作りたいが、普段日本酒は飲まない。そこで焼酎と味醂で代用した。それに畑のタマネギのトウが立った茎を刻んで入れた。炒めれば食べられると思いついたのだ。アサリ自体が海水を含んでいるため、味付けはそれで十分。果たしてどんな味になるかと思ったが、案外いけた。材料も調味料もあるものを使う。それが私の流儀。サバイバルは無理でも、こんな程度なら大丈夫。 酒蒸しにして喰ふ夜や鬼浅利 *さかむし *おにあさり=春の季語 後日思いついてそんな句を詠んだ。生活感がにじみ出て、案外面白い出来。すべては勉強だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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