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マックス爺のエッセイ風日記

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2020.05.24
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カテゴリ:生活雑記
<地名・人名・沼・山>

  ハナミズキ

 ブログにハナミズキなどの花の写真を載せたら、画家の恵美子さんが一青窈(ひととよう)が歌う「ハナミズキ」のことを書いてくれた。翌朝一番にそれを読み、一青窈のことをウィキペディアで調べた。彼女が歌手であることは知っていたし、その歌も聞いたことがあった。だが私が疑問を抱いていたのはその名前。中国か台湾人のような名前だが、なぜそんな名前になったのかと。

                一青窈    

 父は台湾の実業家で顔(がん)さんと言う。私が知ってる顔姓は有名な書家の顔真卿のみ。端麗な書体が印象的だった。母は日本人。父は台湾の財閥一家の出で、九份に金鉱を所持していた由。夜景で有名な九份は私もツアーで訪れた。父が若くしてガンで死に、日本へ帰国し母親の一青姓を名乗る。一青は石川県中能登町にある地名で、母の出身地。期せずしてその町もマウンテンバイクで通った。石川勤務の時、往復180kmほどの旅だった。

  ヒルサキツキミソウ

 ところが母親も若くしてガンで死亡。慶応大学に進学し、作詞に目覚める。それに音楽仲間が曲をつけ、自ら歌う。それでエキゾチックな風貌と名前の謎も、詩の素人っぽさの理由も分かった。ギタリストと結婚し、43歳で第3子を出産。実姉は歯科医でエッセイストの一青妙(たえ)で、こちらの方が日本人に近い容貌。しかしそれまでの苦労が全てそれぞれの活動に役立った感じ。女は強い。

     旧「秋保電鉄」の軌道    

 そこまで調べ、走りに行った。その日は9kmコースの時計回り。前回走った後で左膝周辺に痛みが出たが、この日はもう大丈夫。国道から山に向かうと「山神」の石碑があった。きっと旧笹谷街道の傍にあったのを道路拡張の際に移動したのだろう。その先は旧「秋保電鉄」の軌道に入る。沼(農業用水)を撮ろうと思ってのこと。いかにも軌道跡らしく、真っ直ぐな砂利道が太白山に向かって伸びている。

  

 木々の間から沼が見える。前回はカメラを持たずに走り、残念に思っていたのだ。こんな沼が全部で5つほどある。何の変哲もない風景だが、深緑の木々とそれを映す水面には神秘的な魅力がある。

      山藤   
  

 山藤がまだいくらか残っていた。前回は咲いてなかったガクアジサイの仲間の花が藪の中に見えた。道端のノゲシやタンポポ。その他名も知らぬ野草が可愛い。

           

 旧秋保電鉄は前方に見える太白山の麓を通って、仙台市の長町から終点の秋保温泉まで通っていた電車で、人だけでなく名産の「秋保石」を運んだ。初期の頃は馬が曳いていたとも聞いたが、坂道ではきっときつかったはず。その電車も昭和30年代に廃止され、軌道跡のみが残っている。

     野草

 自宅の付近まで来ると、何だか様子がおかしい。ケヤキ林の下がきれいになっていたのだ。畑にいた小父さんに聞くと河川敷を整地したらしい。そこはキクザキイチゲや山吹が咲く私の「聖地」だったが、昔の川の跡で氾濫する危険性があるため、県が工事した由。折角の自然が失われたのが悲しい。

    A・アキ           ノゲシ



 帰宅後体重は1kg以上減り、血圧も早朝より安定。やはり運動は大切だ。朝食後写真の整理。一旦無くなった花の写真がまた増えた。午後アンジェラ・アキの曲を聞き、経歴を調べる。彼女も大企業のお嬢さんでアメリカに留学後音楽と出会って転身した由。母親がハーフなので彼女はクオーター。本名は安芸。一青窈もそうだが人生を自らの手で切り開いた勇気ある日本女性に拍手。夕方から雨になる。





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Last updated  2020.05.24 08:41:32
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