2936771 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2020.08.25
XML
~2つの遺跡からの出土物~

  

 加茂岩倉遺跡における銅鐸の埋納状況再現レプリカ。こんな風に銅鐸は同じ方向に向かって並べられ、横たわっていました。青銅の銅鐸も新たに鋳造すると、こんな風に金色に輝いて見えるのです。神秘性が増しますね。

          

 これは実際に埋められていた際の映像。土にまみれて汚れ、銅鐸の神秘性はほとんど感じられません。

  

 発掘され、ある程度汚れを落として並べられた銅鐸群。最下列の2基は「入れ子」状態で発見されました。

          

 「入れ子」状態が分かるよう、半透明のプラスチック(外側)の銅鐸を通じて中の銅鐸(土色をした一回り小さなもの)が見えますね。ちょきウィンク

      

 どちらの銅鐸にも上部に小さな穴が2つずつ開けられています。ひょっとしたら細長いひものようなものを通して、銅鐸を持ち運んだのでしょうか。田植えや稲刈りなどの行事の際に田んぼの傍まで運んで銅鐸を鳴らし、神に感謝したのかも知れません。銅鐸には動物や舟、建物などの絵が描かれているものもあります。

  

 荒神谷遺跡の直ぐ傍からは、銅鐸と一緒に数本の銅矛や銅剣も出土しました。

     

 加茂岩倉遺跡から出土した銅鐸(全て国宝)の背後に、荒神谷遺跡から出土した銅剣、銅矛(全て国宝)が見えます。

   
         

 同一の遺跡から358本もの銅矛と銅剣が出土したのは日本最多です。全て国宝に指定されています。左上段の光り輝いて見える銅剣は、展示用に新たに鋳造したレプリカです。

  

 青銅器の一部でしょうか。破壊されたのか、それとも本体から偶然外れたのかは分かりません。なんだか分からないまま、心惹かれるものがあってシャッターを切りました。これで「島根県立古代出雲歴史博物館」で撮影した写真は全て紹介したことになります。地味な内容に良くお付き合いいただいたことに深く感謝します。<続く>





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2020.08.25 00:00:09
コメント(4) | コメントを書く
[考古学・日本古代史] カテゴリの最新記事


PR


© Rakuten Group, Inc.
X