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マックス爺のエッセイ風日記

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2020.08.31
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~「日本丸」のかじ取り~

    

 安倍総理が先月検査のためK大学の病院で診察を受けたところ、「国会で健康状態を説明すべき」と主張した御仁がおった。さる野党の党首だ。その1か月後総理が再度K大学病院での診察後に病状と辞意を表明した際、「危機管理が出来ない人物が総理になるべきではない」とツイッターで言い放った国会議員がいたそうだ。直ちに大勢の方の反撃にあったが、先ごろの党首と同じ党所属の人だった。

 最初の首相就任後辞職をしたのと同じ「潰瘍性大腸炎」。国指定の難病だ。その持病を抱えながら未知の「新型コロナ感染症」への対策やら、経済活動との調整を重ね3か月近く休みも取らずに働いて来た一国の総理に対して、全く礼を失した態度。党首が党首なら党員も党員。それが野党の実態だ。

            

 しかしここ数年、総理は政治や政策の本質から外れた事項で「難癖」をつけられっぱなしだった。いわく「モリカケ問題」いわく「さくらを観る会」。マスコミが大騒ぎすることで国民も与党への批判を強めたが、私は全く問題にしてなかった。事柄の本質を考えれば、総理自身がそれを命じ、指揮する事案でないことが分かるはずだ。ただ私が残念に思うのは、「丁寧に説明します」と言いながら、真っ向勝負を避けた感があったことだ。

 その背後には昭恵夫人が曲がりなりにも「関与」した後ろめたさがあったのかも知れない。それはあくまでも私の推量だが。加えて選挙違反容疑で取り調べを受けている元法相夫妻や、IRに関する買収疑惑で逮捕された議員など、与党の国会議員の不行跡や、中央官庁の行政マンの不行跡が目立ったのも、総理の心胆を寒からしめ、辞任を速めたようにも思う。

  

 今回の総理の辞任表明に関して、沖縄県の若い女性が「沖縄の希望を何も叶えてくれなかった」と話したのが気になった。「イージスアショア」に代わるミサイル追撃システムの導入に関して、ある新聞記者が中国や韓国の了解を取る必要がないかを河野防衛相に質問した。防衛相は直ちに答えた。「我が国の防衛についてなぜ他国の了解を得る必要があるのか」と。沖縄の女性と同じレベルの認識しかないのだろう。

           

 両人とも日本が置かれている立場や、東アジアの政治情勢を全く理解していないのだ。中国の公艦が100日間以上もの長期に亘って尖閣の接続領域に侵入した。尖閣の奪取は中国共産党の準機関紙で明確に表明している。そして8月中旬には300隻を越える中国漁船の尖閣海域への潜入が懸念もされていた。それは数年前にも起きたことで、世界から非難されている中国が、自国民へ見せる強気のポーズでもあった。

 沖縄独立を標榜し、米軍基地の撤廃を叫ぶ沖縄の2大新聞社。その主張しか信じない沖縄県民は、普天間基地の辺野古移転と言う、旧民主党政権時代に決まった事柄すら認めようとしない。今中国艦船は沖縄どころか、小笠原諸島の南鳥島付近にまで出没し、日本の了解なしにレアメタルなどの鉱物資源の調査活動と言う非常識極まりない無法者なのだ。

  

 安倍総理が唱えていた「憲法改正」や拉致被害者の奪還がならなかったのが残念だ。米国のトランプ大統領とは極めて親しい関係にあり、今後も同じ価値観と世界観で行動を共に出来た可能性が強かったのだが、総理辞任の決断でそれが不可能になったのが悲しい。日本の一部マスコミや「進歩的知識人」の思想の何と貧弱なことか。私は一介の老人だが、それでも世界の動向に注目している積り。

 新型コロナの収束、経済活動の向上、東京オリンピックの今後、東アジア情勢の変化への対応等々、「日本丸」のかじ取りが心配される今後。次期後継者選出と、その後の総選挙など喫緊の課題は多い。今後の我が国の健やかな発展を祈り、これまで長期に亘って貢献された安倍総理に対し、深甚なる謝意を申し述べたい。<続く>

            





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Last updated  2020.08.31 00:00:14
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