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マックス爺のエッセイ風日記

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2020.09.29
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~コロナ後の世界~

  

 菅総理が都知事と初会合を持った。コロナやオリンピック、そして来年の都議会選を見越した協力依頼だろうが、あくまでも二階幹事長が間に入った「手打ち」で、形式的な物だろう。文大統領や習国家主席との電話会談も、軽いあいさつ程度で深い意義はないはず。新閣僚の中では河野行革相の突破力に期待したい。少々型破りでも、必要なことを必要な時に言うのは勇気がいるし、政治家として清々しい。

               

 香港の改革派の若者が逮捕起訴された。間もなく判決が言い渡されるが恐らくは有罪だろう。逮捕の容疑は法に違反してマスクを着用し、市民を混乱に導いたこと。民主的な政治を求めただけで逮捕起訴され有罪となれば、自由は滅びて「一国一制度」と化す。それで中国の没落はさらに近まるだろう。到底世界の多くの国では通用しない論理思考。中国共産党一党支配は内側からも外側からも崩壊するはずだ。

  

 過日EUを訪問した中国の王毅外相は、ウイグル人への弾圧や人権侵害に関して詰問され、ほうほうのていで帰国した由。経済でもコロナでもなく、少数民族政策での強固な抗議は、予想外のことだったのだろう。オーストラリアはWHOに対して、新型コロナウイルスによるパンデミックの発生源について、独立調査団による中国国内での査察を申し入れた。それがどうなるかは間もなく分かる。

        

 中国が猛然とオーストラリアに襲い掛かったのはその直後だ。オーストラリアの記者を香港を含む国内から追放し、オーストラリアからの膨大な農産物の輸入を止めた。だがオーストラリアの追及は変わらず、中国包囲網の中心国として活動している。

 香港から米国に亡命した女性ウイルス研究者の閻さんによれば、人民解放軍の2つの生物兵器研究所で開発したのが今回の新型コロナウイルスに酷似し、コウモリ由来のウイルスに手を加えたもので、それが以前から安全性が心配された武漢のウイルス研究所から漏れた可能性が極めて高い由。中国は既にそのことを昨年夏に知り、大慌てでワクチン開発に乗り出したと推察される。

 ことは急だが、中国共産党幹部がアメリカに感染症発生の経緯を漏らしたと言う。理由は習主席の退陣を促すため。即ちクーデターの勃発だ。果たしてフェイクか真実か。大統領選までまでには明らかになろう。

  

 今習国家主席は土壇場に立たされている。コロナ、貿易、外交、一帯一路の破綻に加えて、少数民族や香港市民への弾圧で国際的な非難を浴び、国内では相次ぐ水害と蝗害などで食糧危機に陥った。トランプ大統領の強硬姿勢で、米国内領事館からの追放、留学生の帰国命令、弾圧関係者の資金凍結と元からドルへの交換拒否が進むにつれて、外貨は失われ元は大暴落の状態だ。

        

 中国の宇宙ロケットは今年に入ってから、まだ一度も打ち上げに成功していない。原因はアメリカが半導体を中国に輸出しないためだ。日本が韓国への輸出を厳しくした3つの物質。あれも高性能な半導体製造には欠かせない資材素材のため、韓国経由でも入手出来なくなったのだ。共産党幹部や大学の研究者からも、今は習主席への批判が公然と起きているようだ。共産党の崩壊はそう遠くないはずだ。

  

 人民解放軍の幹部300人が軍事委員会の首席を習主席から李首相に変更するよう血書署名した由。いずれもこれまでになかったことだ。中国の国家主席の選出にはルールはない。中央委員就任後は、適当な理由でライバルを次々に失脚させるだけ。小学校しか出ていない習近平はそうしてトップの座を手に入れ、党規約を改正して2期10年の任期を延長し、これまで権力を振るって来たのだ。

       

 2020年の今年は、彼がかつて宣言した全ての国民を裕福にするとの約束の年だった。それが国民の平均月収は1万円にも満たないのが現実。その綻びを補うようにこのたび夫人が夫の政策の正しさを訴え、「人民日報」が第一面に掲載した由。為政者の妻が政治の舞台に上がったのは、毛沢東夫人の江青女史以来のこと。江青は夫の代理で紅衛兵を動かし、結果的に何千万人もの犠牲者が出た。

  

 毛沢東は自身が非難されることを怖れて夫人を身代わりにした。江青は元女優で不倫婚。一方、元歌手の習主席夫人はお見合い婚。責任逃れの代役が、果たして夫の失政を補えるだろうか。しかしあの大国が、いかにでたらめで民主的なルールも、確とした政策もないことを知って驚いた。それで良く今まで国として機能して来たものだ。共産党はギャングのボスで、多くの国民はそれに気づいていない。

             

 世界の大国となった中国だが、国際ルールや民主的な手続きを全く理解してなかった。中国の本質と現状を見抜き、よほど上手く付き合わないと共倒れになる。世界も中国の危うさにようやく気付いたようだ。猛烈な所得格差の中で苦労している中国の国民が気の毒。

 習近平の娘はアメリカのグリーンカード(永住権)を持っている。だが彼女の再入国をアメリカ許すかどうかは不明。現状から言えば、恐らく無理だと思われる。またカリフォルニア州の山火事の一部は、カナダ在住の中国人女性の放火が原因と言うが、真実はどうか。いずれにせよ極度の高温が火災を拡大したことは間違いない事実だが。米国内の対立もさることながら、米中の戦いが今後どう展開するか注目だ。





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Last updated  2020.09.29 06:07:49
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