テーマ:美術館・博物館(1556)
カテゴリ:芸術論
~旅順博物館の展示~(3)
旧満鉄本社(現列品館)にて 今日は~!!マックス爺です。1月の大連ツアーで行った旧満鉄本社です。今は一部を「列品館」として旧満鉄関係の資料を展示しています。ここにも美術品がありましたが、旧満鉄が収集した美術品の大半は「旅順博物館」で展示し、私も観て来ました。ここではそのうち「中国の陶磁器」に焦点を絞って紹介しています。「海のシルクロード」で出た景徳鎮の陶磁器、を私なりに補足しようとの考えからです。 赤地に金の椀。金色のは単なる意匠か、それとも芋のある文章だろうか。それにしても豪華だ。 緑の釉薬が素晴らしい酒器(左)と鳳凰が描かれた壺(右)も宮廷内のものだろうか。 珍しい文様が多彩な色で一面に施された深鉢。 文様を確認するために上下を逆転させました。やはり赤い龍で、宮廷用ですね。 花を中心に、内と外にびっしり描かれた図柄。手が込んで高価な深鉢。 大胆に魚が描かれた深鉢。内側が汚れているのを見ると、屋外で水蓮でも育てていたのか。 大胆な色遣いとデザインの大皿。 現代的な形と色だけど、きっと古い時代の作品なのでしょうね。 色遣いは唐三彩そのものですが、デザインの斬新さに驚かされますね。 一見稚拙に見える素朴な花柄の浅鉢。 陶製の枕です。こんなのをして寝たら首や肩が凝りそうですが。 左は青磁の壺でしょうか。右の壺は比較的新しい時代のデザインに見えますが。 青磁に金の縁取りとは意外な組み合わせ。相当な高級品でしょう。 青磁の祭器(中に酒などを入れて神に捧げるもの)でしょうか。蓋には取っ手がついています。右の祭器は、日本の古墳時代の「子持ち壺」にとても感じが良く似ています。ただし蓋はありませんが。 白磁の置物の聖人だけ向きを変えました。これで3回に亘った<特別企画・中国の陶磁器>(大連市旅順博物館所蔵)の紹介を終わります。楽しめましたか。同博物館の陶磁器以外の美術品は、後日紹介する予定です。明日からは再び「歴史と旅」~海のシルクロード~に戻りますので、ご愛読願います。<この項完> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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