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マックス爺のエッセイ風日記

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2020.11.11
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~中国の恐怖(2)~

  

 インドの総理は言う。アメリカの大統領選が長引くと怖いと。理由は簡単。その混乱に乗じて中国軍がインド領に侵攻すると言うのだ。両国の国境紛争はこれまでに何度も起きている。その都度休戦協定を結んで、両軍停戦し一旦は停戦ラインから内側に退く。ところが中国軍は徐々に侵入を開始する。それが「サラミソーセージ作戦」。少しずつはぎ取ればバレにくいと言うのだが。びっくり

            

 かつてチベットには2人の生き仏がいた。ダライ・ラマとパンチェンラマ。どちらも高僧が亡くなった日に生まれた赤ん坊が、その生まれ変わりと信じられ篤い信仰を集めた。だがダライ・ラマは中国軍に迫害されてインドに逃げ、亡命政府を作った。パンチェンラマ候補者は2人いて、中国政府がそのうちの1人を後継者と認定。だが今では「ただの人」とされ、一般市民と同様に暮らしている。

  

 大統領選で混乱中のアメリカを横目に、習近平は嘯(うそぶ)く。アメリカの民主主義よりも中国の民主主義が優れていると。全体主義国家は国の権力で何とでも出来る。何せ「顔認証システム」で国民の行動は逐一監監視されているのだから。今回の五全中会では自らの任期を先伸ばしにする強行策に出た。悪政がさらに続けば苦しむのは国民。ロシアのプーチンも憲法を改正して任期延長したばかり。

           

 さて中国の侵攻を怖れているのはインドばかりではない。台湾がそうだ。香港は既に中国の手に陥落して自由が奪われた。中国に都合の悪い香港人は逮捕起訴され、中国本土に移送される事案も今後発生するだろう。するとその次はどうなる。台湾と来れば当然尖閣への侵攻だ。既に尖閣のわが国領海近辺での中国艦船による不法行為は過去最長記録に達した。そしてその内容も徐々に深刻さを増している。

  

 元々中国海警局はわが国の海上保安庁のようだ存在。だが日本の警備体制が強化されたと見るや、海警局を海軍の指揮下に置いた。それは海軍の艦船にただ「中国海警」と書き、いかにも自国の漁船を取り締まる「雰囲気」を醸してはいるが、機関砲という武器を装備し、武器をチラつせて日本漁船の尖閣周辺での漁を遠ざけようとの魂胆だ。

          

 ところが最近規則を改正て、兵器の使用を公認した。ついに軍艦の化けの皮が剥げたのだ。これまでも中国海警の艦船が石垣市の漁船を追い回すことがあり、海上保安庁の艦船が割って入り日本漁船を守っていた。もちろん海上保安庁には機関砲のような兵器はない。文字通り体を張っての防御。これまで接触事故が起きなかったのが奇跡的に思える。広い海域を少ない艦船で守る海上保安庁の苦労が偲ばれる。

  

 尖閣はわが国固有の領土。それを中国領と言い始めたのは、国連が東シナ海に石油が埋蔵されている可能性に言及した1928年以降。その尖閣を個人所有から国有化してから、攻勢が激化した。近年は尖閣周辺の海底地形を測量し、中国名を付与した。中国領主張の根拠とするはず。さらに大陸棚の延長上にある尖閣は、中国領との主張も開始。アメリカ大混乱の隙を突くのは容易に想像出来る。<続く>

            

 さくらさくらさくら さて、当ブログのアクセス数が昨日正午過ぎに、180万件ヒットを達成しました。
 これも偏に読者各位のご愛読の賜物と心から御礼申し上げます。今後ともよろしくお付き合い
 くださいませ。   著者マックス爺敬白 バイバイスマイル





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Last updated  2020.12.05 07:24:12
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