テーマ:美術館・博物館(1556)
カテゴリ:歴史全般
~大連市・旅順博物館にて(1)
昨年の1月、私は中国の大連市にツアーで行った。3泊4日の旅。仙台ー大連間の直行便を利用した、超お手軽の旅だった。目下最大の関心事は米国大統領選に関する不正事件のことだが、連日書いていると猛烈に疲れる。そこでまだ公開してなかったブログを途中に入れることにした。私が行ったのは昨年の1月初旬だったからコロナウイルス感染症の影響はなかったのだがその後は不明。そして現在は大連でも流行中と聞いた。間一髪ではないが私も何か月か遅かったら、り患していたはずだ。危ない、危ない。 <旅順博物館前のツアー仲間。先頭は現地ガイド> ツアーの白眉は何と言っても「旅順博物館」だろう。同館の展示品の大半は昨年のブログで紹介したが、今回はその残りを紹介することとしたい。なお旅順博物館は、当時の日本が関係した満州鉄道(略称「満鉄」の経営によるもので、当時の収集レベルの高さが展示されている美術品でも頷ける。 博物館正面入口 西漢時代の青銅器。左は鐘のようだ。右は恐らく祭器だろう。 どちらも宗教上の儀式に使った祭器だろう。それにしてもユニークな形だ。 たてがみがあるのを見ると馬なのだろう。胴体のわりには脚が短い。 皇帝と皇后か。それとも男女の神像か。いずれにしても厳めしさを感じる。腰を屈めて拝礼してるみたいだ。 これも上の像と同じ目的で作られたのだろう。祖先崇拝か天帝を敬うのか。 絹の布に描かれた帛画(はくが)だと思う。二人の婦人が供え物をしているようだ。 古い時代の陶器だろうか。碗の内側に天女のような絵が描かれている。(右側) 焼物の肩に耳のような形の把手が見える。双耳壺(そうじこ)と呼ばれる物かも知れない。 銅製の太鼓。「銅鼓」(どうこ)と呼ばれる物かも知れない。宗教儀式か戦いの際の合図用に打ち鳴らされたのだろうか。 銅製の背の高い壺か。蓋(ふた)の部分に神聖な獣(獅子か)が寝そべっているのが見える。 共に青銅製の祭器だろう。独特の形がとても珍しく感じる。 こちらも青銅製の重厚な祭器。脚は多分6本で、下部に精密な装飾が施されている。 宇宙人の帽子みたいな謎の物体。 やっぱり宇宙人だ。ともかく殷(商)の時代の青銅器には、不思議なものがいっぱい。<続く> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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