カテゴリ:東日本大震災
~ランニングの思い出と共に~
私は47都道府県の全てを訪れ、かつそこで走っている。このシリーズでは「東日本大震災」の思い出を記しているが、それだけでは持たない。それで被害が出た県をランニングの思い出を交えて紹介しようと思う。最初は千葉県。震度6弱で31名の死者が出たようで驚いている。私は千葉市の幕張に住んだことがある。今では立派なビル街になっているが、50年前はピーナッツとサツマイモ畑で、海は立ち入り禁止の汚れた浜辺が続いていた 夕日の印旛沼 レースで千葉を走ったのは「佐倉朝日健康マラソン」(フル)で、当日は大雨が降った。印旛沼(上)の周辺のコースを、雨や水溜りに悩まされながら散々な思いで走ったのが、強く記憶に残っている。 もう一つのレースが「飛翔千葉ウルトラ」で距離は60km。不思議な縁だが、印旛沼を水源とする花見川の下流の1周10kmのコースを6周するもので、風景に変化がなくてとても詰まらない大会だった。まあ周回コースと言うのは、得てしてそんなもので、当たり外れがあるのが普通だ。 <新浦安> <浦安> 「寅さん詣り」と言う大会にも出たが、こちらはスタートとゴール地点が東京都の葛西臨海公園傍。それなのに千葉に入れたのには訳がある。それはコースの最初に新浦安橋を渡って浦安市のディズニーランドの周辺を回るためだ。浦安は山本周五郎の「青べか物語」の舞台になった古い運河の情緒ある町。だが海岸の新浦安は新たに造成した土地で、東日本大震災では液状化現象で大変な災害が起きた。 <京成柴又駅と寅さん像> 因みに東京都でのレースは、「八丈島一周」(66km)と「伊豆大島一周ウルトラマラソン」(100km)といずれも島しょ部のウルトラマラソンだが、荒川沿いを走る「喜多マラソン」はフルマラソだった。「寅さん詣り」の方は江戸川沿いを柴又の帝釈天で折り返すが変化に富んだ景色で、途中で迷子になり42kmが44kmになった。手作り大会ではたまにそんなことが生じるのだ。<続く> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|