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マックス爺のエッセイ風日記

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2021.03.25
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カテゴリ:生活雑記
~人生と出会い~

        野村監督

 先日の夜、あるテレビ番組を観た。ヤクルトや東北楽天などで監督をした野村さんと、彼がドラフトで採り、後に楽天のエースとなったマー君こと田中将大との出会いや指導に関する逸話。それは24勝0敗1セーブの脅威的な成績で初優勝し、翌シーズンからNYヤンキースで活躍したマー君が9年ぶりに楽天に復帰したことを記念しての再放送だった。と言っても野村監督はもうこの世には存在しないのだが。

    運命の二人   

 しかし驚いた。高校卒後間もないマー君をきなり一軍に上げて、間幕試合の先発投手に指名した由。だが当時の紀藤ピッチングコーチが、彼はまだクイックモーションが出来ないからダメと反対。それではマー君には10勝と新人賞を取らせるよう指導しろと言明した由。初先発は2回持たず6失点で敗戦投手。それでも監督は使い続け、5戦目にして初勝利。結局この年は11勝4敗で新人賞を取ったマー君。

      

 野村監督がマー君に目を付けたのは甲子園で後に日ハムに行った斎藤投手(早実)と投げ合った決勝戦。試合ではマー君の駒大苫小牧が負けたが、監督はマー君の投球に光るものを感じたと言う。そしてドラフトでは球団の反対にも関わらず指名して獲得。入団後独特の指導法で名投手、大投手に育て上げた。まさに名投手の陰に名伯楽ありの言葉通りだった。やはり大監督は人を見る能力が違う。今年の楽天は期待出来そうで嬉しい。野球ボールスマイル

   

 その夜、私は枕元に黄色の半袖Tシャツとランニングパンツを置いて眠った。翌日は天気が良くて暖かいらしい。それで久しぶりに走ろうと思ったのだ。体調が万全でないことは分かっていた。でもそれは運動不足のせいもあるだろうし、体を動かさないことの言い訳でもあった。先ずはゆっくり眠り、後は明日の体調次第だ。朝起きてプラゴミを出しながら、スポーツドリンクを買って来た。

         

 10時過ぎに勝手口から外へ出ると、裏のSさんと向かいのKさんが驚いて私を見た。「何km走るの」とKさん。「9kmくらいをゆっくりとね」。私はそう答えたが、今日が77歳の誕生日とは言わなかった。本当はその記念なのだ。裏の柵を越えてゆっくりと走り出す。半袖、ランパンでも全然寒くない。むしろ気持ちが良いくらいだ。裏道をT山方面に向かう。田舎道で信号がないのが良い。

  

 H橋の下で工事中。どうやらN高の裏山を造成するための準備のようで、道路も少し広げている。暫く来ないと変化するものだ。それに最近は各地で家の新築工事中。あの大震災で人口が減少する中で、仙台市とその付近だけは人口が流入して、家の需要が多いのだろう。それにしても足は快調だし、息も苦しくない。もう40年以上も走ってるため、体調に合わせた走り方が出来るだけ。

      ウグイス



 畑で農作業中の人がいる。大型団地の傍の農地は家庭菜園用に貸した方が手間がかからずに現金収入になるし、団地の人も喜んでくれるのだろう。どこかで鳥が鳴いている。あれはウグイス。でもこの時期のウグイスはまだ鳴くのが下手くそ。俳句では「初音」(はつね)と言って、春の季語だ。

       鶯の身を逆に初音かな   其角(江戸時代の俳人)  +さかさま 

        

 木々の間からT山が見えて来る。標高は321mの低山だが、独特の山容のため遠くからも目立ち、きっと昔は奥州街道(奥の細道)や東回りの船からも位置を確かめたことだろう。団地横の登坂もさほど苦しくはない。そして風がある時は帽子を脱ぐ。その方が暑がりの私は走りやすいからだ。そして喉が渇いたらペットボトルのスポーツドリンクを飲む。これは水で薄め、塩を一つまみ入れてある。

            

 坂を上り切れば、後は下りだけなので楽勝。やがて幾つかの農業用水が見え出す。林の中の細い道は元のA電鉄の軌道跡で、とても静かな道だ。ヤマユリや山藤が咲き、たまにリスの姿を見ることもある。下りは好調。前方から高校生の一団がやって来たため、私は歩道を降りて車道の端を走った。沼の水が光っている。間もなく桜が咲き出し、若葉の季節がやって来るだろう。ゆっくりとでも走れることが嬉しい。

    

 そのまま道なりに直進して国道へ出、新道の坂道を上って帰宅した。いつもよりもずっと早いタイム。これは意外だった。そのまま風呂場に直行して残り湯で体を洗い、ランパンとTシャツを水で濯ぐ。着替えて洗濯物を干し、テレビを点けるとセンバツの真っ最中。宮城県の柴田高校が京都国際を相手に2-0で勝っていた。これは良いぞと思ったが、最後の詰めが甘くて接戦の末の逆転負けだった。ああ残念。

       ミツマタの花    

 しかし、良い日だった。わずか9kmほどだが苦しまずに走れ、体重も少し減った。昼は軽めにパン食とし、夜は焼き魚、納豆、冷奴、野菜炒め、ピクルス。そして薄めの焼酎1杯でささやかな喜寿のお祝い。心配なのが宮城県の新型コロナ陽性者がこの日171名出、仙台市内が131名だったこと。保険屋さんから誕生祝の電話。走友T田氏からメールで、kazuさんからはブログへ誕生祝のメッセージをいただく。横綱鶴竜が引退声明をし、柔道家でゴールドメダリストの古賀稔彦氏ががんのため死去。享年53歳。人の運命は分からないものだ。合掌。





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Last updated  2021.03.25 10:26:45
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