テーマ:暮らしを楽しむ(387547)
カテゴリ:生活雑記
~老齢を生きる~
オードリー・ヘップバーン 古い映画をテレビで観た。「マイフェアレディー」。オードリー・ヘップバーンの主演で、名前だけは知っていた。「ローマの休日」、「緑の館」、「ティファニーで朝食を」、「王様と私」。まだ中学生くらいの私は妖精のような彼女の美貌に憧れ、映画のタイトルは記憶に残っていた。それを50年以上も遡って観ることが出来て満足だった。そして「へえ、こんな内容の映画だったのか」とつぶやいたのだ。 保険屋さんがやって来た。今回契約した保険の説明だ。証券は別途届き、電話で契約意志の確認もあった。何せ後期高齢者の私は、この先の命の保証がない。子供はいずれも遠隔地で暮らし、私が契約した保険のことも知らない。それで死亡後の手続きなどを確認する必要があったのだ。色々話すうちに、彼女が案外素直なことに気づいた。保険レディーの交渉術だと感じたのは、どうやら誤解だったようだ。 ヘプバーンが二十歳の小娘役を演じたのは35歳の頃だったようだ。それでも何の違和感もなかった。そう演じられるのが女優なのだろうし、化粧や服装の力も大きいのだろう。その彼女が62歳で亡くなっている。場所はウイーンで死因は虫垂炎(盲腸)。これは以前にも調べて知っていたことと気づいた。だが私の心の中の妖精は健在。「ローマの休日」のキュートな王女の姿が、まだ生き続けているのだ。 私の体調の悪さの原因を「ひょっとして気圧のせい」とRさんは言い当てた。Rさんは保険屋さんの名前。実は私もきっとそのせいと感じていた。低気圧が東北に近づいていた。それに疲労や睡眠不足や独り暮らしの不安や、今後の終活など、原因は幾つもあった。それに新型コロナやブログさえも。だがRさんと話して少しだけ気が晴れた。さて「パンドラの箱」は開けたものの、中から一体何が飛び出すか。 曇りとの予報を信じて洗濯した。その朝の起床は遅かった。それから慌ただしく朝食を済ませ、洗濯物を干し、リュックとポシェットに必要なものを仕舞って、自転車で山の上の病院に向かった。玄関の扉を開けた途端に雨粒が当たり、慌てて引き返して帽子とウインドブレーカーを付けた。それだけでも少しの雨なら耐えられるだろう。病院の駐車場は混んでいたが、待合室はガランとしていた。 お好み焼き 少し落ち着いてから血圧測定。自転車を漕いだ割には安定していた。緑茶を飲んだ後、処置室で採血。いつもの血糖値の測定だ。しばらく待合室で新聞を読み、やがて診察室へ。ドクターと最近の体調や仙台市内のコロナ感染の話をひとしきり。新型コロナ感染症で治療し、治癒した人が病院へも良く来るらしい。いずれも元気なので、心配は不要とドクターは言うのだが。彼もきっとワクチンを打ったのだろう。 めざし 前回処方してもらった漢方薬は不要と断った。あれは寝たきりの人が服用するものとドクター。私はまだ10kmは走れると言うと、「そんな人は要りませんね」と納得。念のため睡眠剤は頼んだ。まだ余分が少しあった。この日、血圧や脈拍は正常で血糖値も低かった。やれやれ。先日来の不調が嘘みたいだ。隣の薬局で薬を受け取り、途中のコンビニで大福を買って帰宅。 豚肉の味噌漬け 行きに比べて帰りは楽。坂道を下るだけなので注意すれば済む。帰宅後お茶と大福をいただき、昼は軽め。午後から洗濯物を取り込む。大体は乾いていたが、少し湿っぽいのは継続して室内干しに。やることをやって、昼寝しようとしたが目が冴えてダメ。仕方なく翌日のブログを書くことに。窓の外ではSさんの庭の菜の花が風にそよぎ、山鳩の物悲しい声が聞こえる。デデポポ、デデポポ。 ネットから借りた「菜の花畑」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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