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マックス爺のエッセイ風日記

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2021.05.29
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カテゴリ:俳句
~最近の習作から~


   
      奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう:青森県)

       奥入瀬の径苔生して朴の花  *みち *こけむして  *ホウ

       朴の花瀬音は渓の彼方より  *たに

       獣道高き梢に朴の花   *けものみち

          ホウの花

        
          朴の花早世したる姉の貌    *そうせい=早死に  *かお

          喜寿過ぎてなお健やかに朴の花

   


     薔薇咲けど陽は中天に昇りけり  *バラ  *ひ *ちゅうてん=中空

     薔薇咲きて近まる兄の一周忌

     薔薇や薔薇疫病の世なれども   *はやりやまい

   
        


          雨に濡れ風に揺れたる薔薇の日々

          散りし薔薇うち重なりて香を放つ  *か


     朴の花

 朴の花は夏の季語。私はこの花を2度見たことがあります。最初は青森県の奥入瀬渓流で、2度目は近所の農家の林で。良い香りがするようですが、高い梢の上で咲いているため、直接香りを嗅ぐことは出来ません。花は良く知らなくても独特の形の大きな葉っぱで朴の木と分かります。朴の木は木質が素直なので版画の版木になります。また昔の高下駄の「歯」にしました。高校時代に私も履きました。

                    

 薔薇(バラ)も夏の季語です。わが家の庭では目下各種のバラが咲いています。でも花期が短くて、あっという間に散ってしまいます。モッコウバラ(木香薔薇)などは花の量が多いだけに散り出すととても掃除が大変です。「朴の花」は6月の俳句教室の兼題(宿題)のため、ボチボチ準備にかかっています。

 私がバラを詠むことは滅多にないのですが、これも練習です。なお秋に咲くバラなら「秋の薔薇」冬なら「冬薔薇」(ふゆそうび)にのように詠むと、その季節の季語として使えます。なお私の俳号「真楠」(まっくす)は10年前に死んだ愛犬マックスから借りたものです。犬ダブルハート





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Last updated  2021.05.29 00:00:13
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