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マックス爺のエッセイ風日記

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2021.05.31
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カテゴリ:生活雑記
~墓仕舞いを決めて~

  

 見ているとヤマバトの様子が変。わが家の畑に良く遊びに来るのだが、塀の上から畑に向かって一直線。それも何度か同じことを繰り返している。暫く観察するうち、理由が分かった。支柱を結わえてあるビニールひもが彼の目当てみたいで、細かく裂けた紐を素早く咥えて飛び立つ。その方向を見て、思わず微笑んだ。そこはHさん宅の庭のキウイの木。恐らく今年もそこに巣を作ったのだろう。

               ヤマバトの巣 

 去年のこと、Hさんの奥さんが私に、「ほらあそこに巣があるよ」と教えてくれた。いつもは葉が茂って外からは見えないのだが、収穫のため邪魔になる葉と枝を切ったようだ。それで巣が露わになったのだ。わが家の庭にも良く二羽で来ていた。こんなちっぽけな畑でも、きっと彼らの餌になるものがあるのだろう。今年の春は番(つがい)の山鳩を俳句に詠んでみたのだった。

       山鳩の番なるべし春障子。 講師からは「なるべし」は強過ぎるとの講評。そこで

       山鳩の番ならむか春障子  とした。なるほど雰囲気が幾分和んだ感じになった。

   

 半袖姿になりペダルを漕いで兄宅へ向かった。途中の和菓子屋でクルミゆべし(左)と草餅(右)を買い、生協で花を購入。電話を掛けなかったが義姉は在宅中。訪問することは数日前に伝え、義姉の都合は確認済み。仏壇の前に香典と花と和菓子を備え、線香をつけ、鉦を鳴らす。義姉が「お父さんMがお菓子を以て来たよ」と故人に呼びかける。居間でひとしきり「墓仕舞い」の話。悩んだ末に義姉が出した結論だった。

     

 急遽義姉が運転する車で霊園に行くことにした。6月4日の1周忌はお寺で行い、その数日後に墓仕舞いをして、別のお寺の納骨堂で永代供養をする段取り。だから実質今回が最後の墓参りになる。兄、私、弟がお金を出して建てたお墓には、父母と姉と兄が眠っている。だが兄の子は2人とも女。私の子供は全員遠方で将来墓を守る人はいない。出した結論が墓仕舞い。墓の周囲の草を抜き、掃除し、花と線香、お茶と飲み物を捧げた。死後、子供たちに迷惑はかけられないとの想いからの潔い決断だった。

    ジャーマンアイリス

 私は死後墓に入らない予定。戒名も不要。火葬後、遺骨は出来たら3か所へ散骨して欲しいと願っている。徳島県の鳴門、愛媛県の松山、そして沖縄の海。いずれも何年か住み、練習で走った土地。その地の海に還って、サンゴ礁になるのも良い。

    永代供養の納骨堂(イメージ) 

 帰宅した夜、義姉の銀行の口座番号を聞いた。遠慮していたが、最後だからと言って進めた。墓仕舞いの経費の一部。義姉の長い看護があればこそ、兄も長生き出来たのだ。一時兄はキリスト教の教会に通ったことがあったそうだ。それは初耳で意外。そして義姉は、真面目な顔をして「今でも兄を愛してる」と言った。弟としては本当に嬉しい。私も宮崎の弟も転勤暮らしで、長く故郷を離れていたのだ。

     

 畑から野菜を収穫。ブロッコリー(左)は花が咲きそうになっていたし、カリフラワー(中)はナメクジが食べたのか、白が茶色に変色して穴だらけ。シュンギク(右)もとうが立って、茎が少し硬くなりかけていた。気温が高く、あっという間に成長して旬を通り過ぎる。そして5回目の草抜きでも、50Lのゴミ袋が満杯だ。さて、今日はDeNAに勝ちたいねえ。ガンバレマー君、頼んだよ。野球ボールグッド





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Last updated  2021.05.31 07:04:11
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