マックス爺のエッセイ風日記

～兄の骨壺～

　　　南天の花

　６月の最期の日曜日。前夜遅くまで起きていたため、かなり遅い起床となった。この日の天気予報は曇り。気温も高そうだし洗濯をしよう。結構溜まっていた洗濯物。こんな天気でも梅雨時には貴重だ。ついでに布団も干そう。それからゆっくり目の朝食。パソコンを立ち上げてメールと自分のブログを確認。新聞を読もうとしていた時、電話が鳴った。義姉からだった。

　　　　　　　　　　　　　　　　

　墓仕舞いを終えて、新しい納骨堂に兄の遺骨を納めたので、これから車で迎えに行くとのこと。慌てて着替えを済ませて義姉の来宅を待った。その間に畑からキュウリを収穫。前日の雨で、かなり大物に育っていた。これは「キュウリもみ」に最適。お土産として義姉に上げようと。もちろんわが家用にもなる。ちょうどキュウリが切れていた。義姉の運転で火葬場周辺の墓地へと向かう。

　　

　父母、姉、兄の遺骨を預けたのはこの納骨堂。お寺と石材店が共同で整備したようだ。もう市内のお寺は墓が足らず、郊外に同じような施設が整備されている。ここも普通のお墓のほかに、「樹木葬」のコーナーや瀟洒な納骨堂があった。閑静できれいな松林の山の中の施設は、火葬場も近くて便利そしてお寺のように「お布施」や「寄進」の心配がまったくないのが良い。それに遺族の問題もある。

　　　　　　　　　　　　　　納骨堂の屋根　　　

　納骨堂の屋根には「チベット仏教」風の絵が絵が描かれていた。お寺と違って開放的な雰囲気。義姉が亡くなったら喪主は誰になるかと尋ねたら、既に姪に依頼してある由。後に残る者の負担にならないよう、永代供養にしてもらう由。それは良いねえ・私の遺灰は海に散骨してもらいたいと思っている。子供たちの心に中に留まるだけで十分。たまに思い出してもらえたらありがたい。

　　

　納骨堂の中央には金色の仏像が鎮座していた。父母と姉の遺骨は仏像の下の地下室にあり、兄の遺骨は３回忌が済むまではこの階の棚に安置される由。樹木葬コーナーにも、可愛い球形の小さなお墓が並んでいた。一応それぞれのお宅の区分はあるようだ。お寺の重厚さはないが、明るくて気持ちの良い墓地だった。再び山越えでわが家に向かった。帰る義姉にお土産のキュウリを手渡す。

　　　　　　　　　　気仙沼ホルモン　　　　

　この日、義姉が土産に持参したのは「気仙沼ホルモン」だった。名前は知っていたが、高くて買ったことがなかった。午後布団と洗濯物を取り込んだ後、キッチンで料理を開始。もちろん初めて食べる「気仙沼ホルモン」も作ってみたい。それよりも先ずは「ズッキーニ」か。それとキャベツとキュウリの「塩もみ」も作りたいが何から行くか。

　　　　ズッキーニ

　やはりズッキーニだ。だが切ってるうちに疑問が湧く。ズッキーニはカボチャの仲間で、切ると結構堅いのだが、これは内部がまるでトウガンのような感触で中心がフワフワしている。まあどっちでも腹に入ったら同じだろう。この日は剥いた「皮」も使った。ニンジン、自家製タマネギ、そして豚肉。

　　　　　フライパンで煮たものは　　　

　結局「気仙沼ホルモン」にもたっぷりと野菜を入れた。味は元々袋に入っていた味噌味。だが、食べて見たらやけに甘かった。これでは早く傷んでしまうだろう。そう思って七味唐辛子とユズポンを追加。これで味が引き締まった。

　　　　わが家のキュウリ

　次にピクルス。これもニンジン、キュウリをざっくり切り、大根の皮、タマネギ、キャベツの葉の芯の千切りも入れた。最後の塩もみは、ニンジンの千切り、キュウリの輪切り、千切ったキャベツ、玉ネギとショウガ、初物の畑の「シソの葉」の千切り。どれも似てるようで、味も食感も違う。ただし美味し過ぎて太るのが難点か。

　　　　　　　高級お茶漬け　　　

　一度、義姉がくれた「高級お茶漬け」を食べた。確かに旨いのだが、これは体に悪いと判断。第一に結構な量の白米を食べること。第二に大量の塩分を摂取すること。第３に栄養のバランスが悪いこと。これでは血圧にもよろしくないだろう。まあ、時間を空けて食べることにしよう。太るのは簡単だが、減量は至難のわざ。心にそう言い聞かせた。私はやはり野菜を多めに食べよう。それと塩分を控えめにね。(;^_^A