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マックス爺のエッセイ風日記

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2021.07.05
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カテゴリ:生活雑記
~収穫から製造へ~

   雲南百薬

 土曜日の夕方雲南百薬を収穫した。今年の初物だ。この春、地中の芋が腐ったのか発芽しなかった。冬の寒さで凍ったのだろう。だが腐った部分を切って埋めたら、4月の末になって発芽。それから水やりや支柱を立てて保護したらかなり葉が大きくなったため収穫。ダメだと思ったのが再生するのは嬉しいものだ。それにこの苗は8年以上生き続けているはず。とても生命力が強いのだ。その夜、茹でて食べた。

                 

 日曜日、町内会の草取りはサボった。小雨が降っていたのと体調が悪かったからだ。恐らく誰も行かないはず。それよりも熱海市の土石流災害のその後が気になってニュースを観た。前日観た映像は驚くべき自然の脅威だった。2名の女性が死亡。消息不明者20名のうち10名は助かった由。出動した自衛隊が、あの大変な状況下でよくも救助出来たものだ。だが、今後もまだ災害の怖れがある由。

  

 小雨が降っていたが梅の実を収穫することに決め、物置から長くつを出した。前日何気なく梅の木の下を見たら、黄色く色づいた実が幾つか転がっていた。これはもったいない。もう今年もその時期が来たと観念。スーパーで売ってた梅の実はまだ青くて小さかった。わが家のはその2倍近くあり熟し始めていた。もう梅干しを作る準備をしても良い時期が来たのだ。

              

 作業用のバケツを洗ってその中に入れ台所へ。量はざっと4kgはありそう。先ず「メモ」を見て一連の作業手順を確認した。梅の実は洗わずに乾いた布巾で丁寧に拭いた。本当は洗うのだが小雨で濡れたいたし、きれいな布巾で拭えば同じこと。結構汚れていた。「へた」を取ったのはわずか1個のみ。かなり熟していたので、きっと簡単に枝から離れたのだろう。

  

 塩の量は梅1kgに対して180gとメモにあったが、これも適当な目分量。天然塩もあったが、使いかけで残量が不明。それで1kg入りの精製塩にした次第。適量のことを塩梅(あんばい=案配)と言うのは梅干し作りから来た言葉なのだろう。沖縄のてーげー(大概=好い加減)も本来は良い意味なのに、今では悪い意味の「テキトウ」になってしまったが。

               

 梅の実の量も、入れた塩の量も本当に適当だったのか。要はちゃんと「梅酢」が上がれば良いのだ。洗いもせず拭いただけ。塩の量も目分量。だが、わが家の梅は「豊後梅」で、大きくて立派。昨年の秋にバッサリ枝を剪定したせいか、今年の実はこれまでで一番の出来。だから素材の良さを信じよう。そして4年連続で作って来た自分の経験と「勘」を信じようと思う。

   

 容器に蓋をして台所の隅っこに置く。本当は雑菌が入らぬようにすべきなのだろうが、これも適当で隙間がある。重石(おもし)用の石が幾つかあるが不定形で梅の実にちゃんと重力が伝わらないと思い、今年は蓋の上に水を入れたバケツを置いた。これなら下の容器内の梅に均等に重さがかかるはず。テーゲーに見えても論理的には間違ってないはず。3日ほどして梅酢が上がらない場合は粗塩を追加しようと思う。

           

 熟した梅の実を幾つか枝から取り、そのまま放置する。そのうちさらに熟してそのままでも食べられるようになる。豊後梅(ブンゴウメ)は梅とアンズの掛け合わせなので、果物としての性質が半分残っている。それで熟せばそのまま食べられるのだ。昨年近所の方に上げたら「美味しかった」と言うので、その後も上げた。梅雨時のささやかな楽しみ。今年の梅干しも上手に出来ることを願っている。





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Last updated  2021.07.05 00:00:12
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