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マックス爺のエッセイ風日記

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2021.08.21
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~終戦記念日に寄せて~

  今年の終戦記念日式典から   

 先日の俳句教室で、戦後の風景を句に詠んだ仲間がいた。私は比較的最近NHKのドキュメンタリー番組「新映像の世紀」や、歴史ドラマ「大地の子」を観た。どちらも終戦記念日を意識した再放送だったのだろうが、私の胸に沁み入るものがあった。

 実体験していない戦争と、敗戦の大きな影響、当時の世界情勢など、知らなかった世界がほんの少し見えた感じ。こんな仰々しいタイトルで、老ブロガーが気楽に書ける内容でないことは百も承知。だが恥をかくのも良いじゃないの。自分の頭や気持ちの整理のためにも、敢えて挑戦したいのだ。

  

 アフガニスタンで政変が起こった。過激派タリバンが政府軍を駆逐したのだ。ここ1か月ちょっとのうちに、彼らの支配地がみるみる真っ赤に染まった。国民もそして外国人も国外へ脱出しようとして必死。飛行場の金網をよじ登り、米軍機にしがみつこうとする人々。まさに修羅場とはこのこと。既にTV放送も規制を受けた。タリバンは自国民に対して、「乱暴はせず女性の人権は守る」と言っているが、果たしてこの混乱は治まるのだろうか。

   崩壊寸前の世界貿易センタービル   

 そもそものきっかけが2001年9月11日の同時多発テロ。この暴挙に怒ったアメリカが、犯人の過激派を匿ったとしてアフガンに軍隊を派遣。以後駐留を続けていた。なのに国内事情から軍の撤退を決定。それに慄いた前政権は国外に逃亡した。そもそも同時多発テロ事件疑惑が、果たして真実だったのかどうか。テロに無関係のかなり離れた古いビル2棟も、後に倒壊したと聞く。

    

 大王アレキサンドロス3世(英語での呼称はアレキサンダー)

 アフガンはマケドニアの若き王アレクサンドロス3世(アレキサンダー)の大遠征(紀元前356-323年)以来民族の対立が激しく、数少ないがギリシャ系民族が今も存在する由。もちろん大王の軍隊の子孫だ。民族のるつぼ、宗教のるつぼ。そして東西文明の交流点。バーミアン渓谷の大仏像(世界文化遺産)が当時のタリバン政権によって破壊されたのも、同時テロと同じ2001年だった。

    (1) (2) (3)

 (1)は世界文化遺産に指定されたバーミアン渓谷の大仏で、偶像崇拝を嫌うイスラム国家時代、既に顔が切り取られ、両足の下部が劣化のために崩落している。(2)はタリバン政権によって完全に爆破された仏像。(3)は(1)よりも古い時代の本来の大仏と考えられる石像を、CGと投影によって再現したもの。


  

 アフガン情勢に早速この人が反応し、米軍の撤退を非難した。まだソ連だった時代に、ソ連の戦車がアフガンの地を蹂躙したことなど忘れたかのような口調だ。ソ連の冷酷さと暴虐は、その後東欧社会主義国家の崩壊につながった。つい最近、ロシアの極東大臣が、大規模開発推進のための「北方領土特区」の準備が完了したと公表。日本が主張する「北方領土」はロシアの領土として譲れないが、開発への協力は認めると言う図々しさ。

   計画を公表する極東発展相    

 プーチンとロシアの強権政治は欧米から警戒され、経済制裁を受けている。彼らも現状打開に必死。だから同じように世界から非難されている中国と、共同歩調を取るのだろう。わが北方領土が返還されることは先ずあるまい。全ては「ヤルタ協定」で決定済みとの認識。わが日本国民は何と無知、無頓着なのか。それらのことについては、次回以降じっくり書きたいと思う。

                     

 こちらのこの人もアフガンに反応し、米軍の撤退をなじった。だが本当はほくそ笑んでいるはず。新疆ウイグル自治区での人権侵害から世界の目を逸らさせ、「一帯一路」がアフガンを通れば思うつぼ。恐らくは今後タリバン政権に近づくはず。ほぼ同時期に台湾空域に中国機が侵入し、わが尖閣では百隻の「中国漁船」が操業中。同時に海警局艦船4隻が領海へ侵入したが、いずれも不法行為。本来なら逮捕すべき重要事態だが、菅政権にそんな覚悟が果たしてあるだろうか。

     各地で続く中国の大水害

 もちろんバイデン政権の出方を窺っているのだ。あの耄碌爺さんが、尖閣や東シナ海、南シナ海で中国軍と本気で対峙する気があるのかと。新型コロナの発生源として、武漢のウイルス研究所が疑われ、WHOは再調査を求めている。中国は今年もまた大水害が発生中。そして香港のみならず中国本土からも、国外への脱出者が激増しているらしい。果たして中国に、今後どのような打開策があるのか。では初回はこの辺で。バイバイスマイル<続く>





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Last updated  2021.08.21 10:47:17
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